王毅国務委員兼外交部長は20日、「コロナ禍における競争、食い違い、協力の管理」をテーマとする世界シンクタンクサミットに向けて、「団結で分裂に反対 協力で発展を促進」と題するビデオメッセージを寄せました。
王外交部長は「感染症のパンデミックが続く中、世界は依然として不安定である。各国が連携して団結を持って分裂に対応する必要がある。ウィンウィンを持って、ゼロサムゲームにとってかわり、協力で発展を促進し、対話で食い違いを管理・抑制すべきだ」と述べました。
王外交部長は、中米関係の安定のために、米国が言行一致で新たな冷戦をやめ、衝突と対向を求めず、「台湾独立」を支持しないなどの意思表明を具体的な政策と行動で示すよう求めました。また、中国がまもなく開催するASEAN(東南アジア諸国連合)との対話パートナーシップ樹立30周年記念サミットについては、「これは一里塚の意義を持つサミットである。双方の関係のグレードアップや、双方の運命共同体構築の新たな一歩、地域の平和・安定・繁栄などが促進できる」と示しました。
なお、世界シンクタンクサミットはインドネシア外交政策協会の主催によって、オンライン形式で開催されたということです。
「中国国際放送局日本語版」2021年11月21日