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japanese.china.org.cn |22. 11. 2021

中国ASEAN対話30周年サミット 習近平国家主席「対立でなく対話、同盟でなくパートナーシップを堅持」

タグ: 中国・ASEAN対話関係構築30周年記念サミット

習近平国家主席は22日午前に北京で、中国・ASEAN対話関係構築30周年記念サミットにテレビ会議の形式で出席し、議長を務めた。新華社が伝えた。

習主席は「過去30年間の中国・ASEAN協力の成果は、地理的に近く、人的・文化的に通じ合うという双方の恵まれた条件のおかげであり、それ以上に我々が積極的に時代の発展の潮流に順応し、正しい歴史的選択をしてきたことと切り離せない」と指摘し、(1)尊重し合い、国際関係の基本準則を堅守してきたこと(2)協力・ウィンウィンを図り、平和的発展の道を歩んできたこと(3)互いに見守り助け合い、「親誠恵容」の理念を実践してきたこと(4)包摂的で、参考にし合い、開かれた地域主義を共に建設してきたことを挙げた。

習主席は「30年間の貴重な経験は中国とASEANの共通の財産であり、双方の包括的な戦略的パートナーシップの発展の基礎を固め、準拠できるものを提供した。我々はこれを一層大切にし、長く堅持するとともに、新たな実践の中で充実させ、発展させ続けていく必要がある」と強調。

「本日、我々は中国とASEANの包括的な戦略的パートナーシップの構築を正式に宣言する。これは双方関係の歴史における新たな一里塚であり、地域と世界の平和と安定、繁栄と発展に新たな原動力を与えるものだ」と指摘した。

習主席はさらに、「平和は我々の最大の共通利益であり、世界各国の人々にも共通する最大の願いでもある。我々は地域平和の建設者及び守護者であり、対立ではなく対話、同盟ではなくパートナーシップを堅持し、平和を脅かし、損なう様々な負の要因に連携して対処する必要がある。我々は真の多国間主義を実行し、国際・地域の事は皆で協議して行うことを堅持する必要がある。中国側は覇権主義とパワー・ポリティクスに断固として反対しており、周辺諸国と長く友好的に付き合い、地域の恒久的平和を共に維持することを望んでおり、断じて覇権を求めないし、ましてや大国であるからといって小国を虐げたりはしない」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2021年11月22日