習近平中共中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)は24日午後、自らがトップを務める中央改革全面深化委員会の第22回会議を開いた。会議は「科学技術体制改革三年難関攻略計画(2021-2023年)」、「全国統一の電力市場システムの構築加速に関する指導意見」、「小中学校の党組織指導における校長責任制の確立に関する意見(試行)」、「文化財に命を吹き込み、中華文化の国際的影響力を拡大することに関する実施意見」、「中関村国家自主創新モデル地区における高水準の科学技術的自立・自己強化の先行・先試改革実施への支持に関する若干の措置」を審議・採択した。新華社が伝えた。
習総書記は会議で、「科学技術体制改革における難関攻略を行う目的は、体制・制度面から科学技術革新及び突発的事態への緊急対処能力を強化し、目標指向と問題指向を際立たせ、重点を押さえ、欠陥を補い、弱点分野を強化し、目標に狙いを定め、ターゲットを絞って力を注ぎ、早期に成果を挙げ、高水準の科学技術的自立・自己強化を確保する制度システムの構築を加速し、科学技術革新のシステマティックな能力を高めることにある。▽電力市場の運営と市場経済の法則に従い、電力市場の全体設計を最適化し、電力資源の中国全土におけるさらに大きな範囲での共有・相互確保・最適化措置を実現し、統一的で開かれた、競争と秩序ある、安全かつ効率的で、ガバナンスの整った電力市場システムの確立を加速する必要がある。▽教育活動に対する中国共産党の全面的指導の強化は、教育をしっかりと行ううえでの根本的保証だ。小中学校の党組織指導における校長責任制を確立し、政治的標準及び政治的要求を学校の運営と管理、授業と人材育成の全過程・各方面において貫徹し、党のための人材育成、国のための人材育成を堅持し、党の教育方針と中共中央の決定・方針が小中学校において貫徹・実施されるようにする必要がある。▽文化財の保護・利用と文化遺産の保護・継承を強化し、文化財研究の解説・展示・普及水準を高め、文化財に真に命を吹き込み、文化財が社会主義精神文明建設を強化するための豊かな『栄養』となり、中華文化の国際的影響力を拡大させるうえでの重要な『名刺』となるようにする必要がある。▽中関村国家自主創新モデル地区が科学技術資源及び制度革新における強みをより良く発揮し、高水準の科学技術的自立・自己強化の先行・先試改革を実施することを支持する必要がある」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年11月25日