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japanese.china.org.cn |25. 11. 2021

孔鉉佑駐日大使が「Panda杯」表彰式で挨拶 北京冬季五輪にさらなる中日友好の物語を期待

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「Panda杯全日本青年作文コンクール2021」のオンライン表彰式が23日に行われた。孔鉉佑駐日大使と杜占元中国外文局局長がオンラインで表彰式に出席し、挨拶を述べた。日本財団の尾形武寿理事長と日本科学協会の高橋正征会長もビデオで祝辞を寄せた。協賛団体、審査委員会、受賞者の代表ら約100人がオンラインで交流した。在日本中国大使館ウェブサイトが伝えた。

孔大使は挨拶で、「今年のPanda杯には日本各地の青年約400人が参加し、うち55人が受賞した。皆さんの作文から、中日の境を越えた家族の情、友情、愛情、連綿と続く2千年の文化的融合、平和・友好・調和という中国人の精神世界、小異を残して大同につき、隣人に善意で接するという中国人の付き合いの道を読み取ることができた。ある日本の青年が中国を第2の故郷に例えたことに、私は大変感動した」と述べた。

さらに、「中日は一衣帯水の隣国であり、どのようにして互いの国民感情を増進するかは双方の直面する共通の課題だ。率直に言って、現在日本国内には中国に対していくつかの偏見や誤解があり、中国の発展に対する事実と異なる、誤った解釈が、日本人の対中感情に影響を与えている。今日の中国をどう受け止めるかという問いの答えは、中国人と接触・交流し、中国の歴史と文化を理解し、中国の世界と付き合う形を観察する中から見出すことができる。若い皆さんが中日民間交流の最前線に身を置き、自分ならではの客観的な対中認識の方法を積極的かつ主体的に培い、両国各界のために良い見本となっていることは、称賛に値する」とした。

孔大使は「中日関係の将来の発展に着眼すると、青年の力が不可欠だ。習近平国家主席は先ごろ、岸田文雄首相と非常にタイムリーかつ重要な電話会談を行った。両国首脳は来年の国交正常化50周年を契機に、新しい時代の要請にふさわしい中日関係の構築を推進することで重要な政治的共通認識に至り、両国関係の次なる発展の目標と方向性を示した。両国の青年が先人達の良き伝統を積極的に継承し、中日の友好的交流と各分野の互恵協力に進んで身を投じ、さらに多くの中日の青年が『互いを知る良き友人』から『志を同じくする良きパートナー』になり、共に貴重な友情を結び、共に人生の理想を実現し、中日関係の発展にさらに多くの源泉からの活力と内生的原動力をもたらすことを心から期待している」と述べた。

また、「今この時、中国で自分の『冬季五輪の夢』を追いかけるべく練習に励む日本の青年達がいる。あと2ヶ月で、『夏季・冬季五輪の両方を開催した都市』北京で2022年冬季五輪が開幕する。親切で友好的な中国の人々は、『スリム化した、安全で素晴らしい』冬季五輪大会を世界に捧げ、世界各国から来た選手達に心からの声援と喝采を送ることだろう。私達は日本の冬季五輪選手が競技場でベストを尽くし、理想的な成績を収めることを期待している。また、中日両国の選手が冬季五輪でさらに多くの美しい友好の物語を綴ることも期待している」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2021年11月25日