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japanese.china.org.cn |26. 11. 2021

李克強総理がASEM首脳会議で演説「多国間主義の堅持が世界平和・安定維持の正しい選択」

タグ: 第13回アジア欧州会議(ASEM)首脳会議

李克強総理は25日午後、テレビ会議の形式で開催された第13回アジア欧州会議(ASEM)首脳会議に北京の人民大会堂で出席し、演説を行った。新華社が伝えた。

李総理は演説で、「ASEM発足から今年で25年になる。その後の25年、参加国は政治的相互信頼を高め続け、交流や協力を深め続けてきた。習近平国家主席は、各国が連携して人類運命共同体の構築を推進することを提唱した。現在、国際情勢は深く変化し、新型コロナウイルスのパンデミックは計り知れない影響を及ぼし、世界経済の回復は曲折し、焦点となる問題が発生し続けている。今回の会議が『多国間主義の強化、共同成長の促進』をテーマとしたことには、深い現実的意義がある」と指摘。

「多国間主義の堅持は世界の平和と安定を維持するうえでの正しい選択だ。各国は国連中心の国際体制、国際法に基づく国際秩序を維持し、より広い世界的視野、より長期的な歴史的責任、より自覚的な国際的責任によって、世界の平和と安定を共同で維持するべきだ」とした。

李総理はまた、「パンデミックの試練を前にして、ワクチンや医薬品の研究開発などの協力を強化し、グローバル・ヘルス・ガバナンス・システムを十全化する必要がある。各国のコロナ後の回復には、発展とモデル転換の相互促進の実現に努力する必要がある。世界最大の発展途上国である中国が、現代化の過程において低炭素発展、グリーン・トランスフォーメーションを実現するには、非常に困難な努力を払う必要がある。開放・包摂、協力・ウィンウィンの精神を堅持し、融合・連動的発展を堅持し、人的往来の『ファストトラック』と貨物流通の『グリーンチャンネル』ネットワークの構築を加速し、世界の産業チェーン及びサプライチェーンの円滑性を維持する必要がある」と指摘。

「交流と相互参考の堅持は、アジアと欧州の人々が互いに心を知り、通わせるうえでの重要なアプローチだ。教育、文化、観光、スポーツ、シンクタンク、メディアなど各分野の交流を強化し、理解を増進し、小異を残して大同につき、長所を取り入れ短所を補い、共に進歩する必要がある。中国は引き続きアジア欧州財団(ASEF)を支持し、アジア欧州ヤング・リーダーズ交流キャンプを開催することを望んでいる。アジア・欧州各国からの積極的参加を歓迎する」とした。

李総理はさらに、「困難や試練を前に、アジア・欧州諸国は引き続き相互尊重、対等な付き合い、協力・ウィンウィンの精神を堅持して、共同発展と共同繁栄の力強いエンジンを共に築きさえすれば、必ずやアジア・欧州協力の新局面を共に創造し、アジア・欧州各国の新たな未来を共に迎えることができる」と強調した。(編集NA)

「人民網日本語版」2021年11月26日