中央経済活動会議が8日から10日にかけて北京で行われました。習近平中国共産党中央委員会総書記・国家主席・中央軍事委員会主席は、会議で重要な談話を発表し、2021年の経済活動を総括しながら、当面の経済情勢を分析したうえで、2022年の経済活動について指示しました。また、李克強総理は、来年の経済活動について具体的な配置を行いました。
会議では、今年は中国共産党と国家の歴史上の一里塚となる一年であることが強調され、リスクや課題に対する実践を積み重ねる中で、経済活動のルールへの認識が深まったと評価されました。
また、来年に開催される中国共産党第20回党大会は、党と国家の政治活動における一大イベントであり、安定した健全な経済環境の確保、国の安泰と国民の安定した暮らしを守る社会環境作り、清廉な政治環境の確保が重要であり、来年の経済活動は安定を第一としながら、安定の中で成長が求められると強調されました。
具体策として、マクロ政策の着実性と効果、ミクロ政策による市場主体の活性化、構造政策による国民経済循環の円滑な流れ、科学技術政策の確実な実施、改革開放政策による発展の活性化、地域政策による発展のバランスと協調性の強化、社会政策による必要最低限の生活の確保などが挙げられました。
「中国国際放送局日本語版」2021年12月11日