李克強総理は13日午前、世界銀行のマルパス総裁とのテレビ会談を中南海の紫光閣で行った。新華社が伝えた。
李総理は「このほど行われた第6回『1プラス6』円卓会議は率直かつ成果に富むものだった。我々は中央経済政策会議を開いたところだ。世界最大の発展途上国である中国は来年の経済政策において、安定第一、『安定を維持しながらの前進』を堅持する。新たな下押し圧力を前に、我々は安定的成長を一段と重要な位置に据え、安定的成長、構造調整、改革促進を統合的に計画していく。我々は信念を固めるとともに、困難を直視し、力強い措置を講じて対処していく。マクロ政策は安定的かつ効果的なものである必要があり、積極的な財政政策は効果を高め、よりターゲットを絞った、持続可能なものである必要がある。穏健な金融政策は柔軟で適度なものであり、合理的で十分な流動性を保つ必要がある。同時に、引き続きマーケットエンティティのニーズを中心に据えてマクロ政策を実施し、市場活力と発展の内生的原動力を引き出し続け、市場化と法治化の手法を採用して、規模が大きく広範で多くの雇用を支えている中小・零細企業や個人事業主に対する財政・金融的支援を強化し、中国経済の強靭性と底力を強化していく。我々には、主要な年間目標を達成する能力がある」と表明。
「世界銀行は国際開発事業を後押しする重要な国際機関であり、中国との関係は持続的かつ健全に発展している。我々は世界銀行と資金や知識面で緊密な協力を継続し、多国間主義と国際開発事業を実際の行動によって支えることを望んでいる。中国は国際開発協会(IDA)の第20次増資(IDA20)交渉を支持し、積極的・建設的役割をより良く果たしていく」とした。
マルパス総裁は、中国経済が安定的な発展を維持していることを前向きに評価し、「世界銀行と中国は長い間良好な協力を行ってきた。今後も引き続き中国と融資や貧困削減、気候変動対策など各分野で持続可能な協力を行い、パートナーシップを強化していくことを期待する。IDA20への中国側の支持に感謝する」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年12月14日