米国は自国の司法の不公正と人権侵害を直視せよ 人身売買の被害者に聞く

中国網日本語版  |  2022-08-14

米国は自国の司法の不公正と人権侵害を直視せよ 人身売買の被害者に聞く。

タグ:米国

発信時間:2022-08-14 14:19:42 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 米国の著名社会活動家で、自身も重大な人権侵害を受けたことのあるシンシア・ブラウンさんがこのほど、新華社の独占取材に応じた。米国では司法の不公正や人身売買などの人権侵害の問題が深刻だとして、「米国はこうした問題を直視し、対処しなければならない」と語った。 


 16歳で無期懲役の判決を受け、15年間を獄中で過ごしたブラウンさんは、米国で人身売買や司法の不公正、刑務所内の規律や秩序の乱れを身をもって体験した。彼女が語った出来事は米国に衝撃を与えた。有色人種のブラウンさんは、かつて「不良少女」だった。16歳でテネシー州の少年施設を脱走し、その後路上で生活していたが、性暴力被害に遭い、白人男性に売られたあげく、自分を守ろうとしてその男性を殺害した。ブラウンさんは警察に自首し、逮捕された。一方、彼女を売った白人男性は逮捕されたものの、すぐに釈放された。 


 ブラウンさんは、裁判中に受けた屈辱を今でも忘れることができない。「私は尊厳を奪われただけでなく、声を上げることもできずにいた。私の身に起きたことは誰にも信じてもらえず、どうでもいいようにあしらわれた。司法制度では、人身売買の被害者は理解されず、同情すらされない」と語る。 


 ブラウンさんは獄中生活を送る中、10年かけてようやく自分が人身売買の被害者であることを理解した。15年間服役し、彼女はアメリカ社会にはびこる根深い偏見と不公正をより深く認識するようになった。米国の刑務所には制度上の問題点がある。刑務官らは口ではヒューマニズムを唱えながら、暴利をむさぼり、受刑者を金のなる木のように扱う。国が責任を負うべき基本的な社会サービスが民間の刑務所によって運営され、たびたび機能しなくなるのが実態だ。刑務所はさまざまな作業を民間企業に委託することがよくあり、受刑者は生活必需品も買えないほどの低賃金で働かされる。 

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