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japanese.china.org.cn |30. 01. 2023

極秘取材動画が大きな話題に、ファイザーがウイルス変異について回答

タグ: ファイザー 極秘取材動画 ウイルス変異
中国網日本語版  |  2023-01-30

 27日の報道によると、米国の「Project Vertitas」と呼ばれる組織が極秘取材動画を発表した。動画に出てくる「ファイザー重役」、研究開発戦略行動及びmRNA科学計画部門の責任者であるジョードン・トリシュトン・ウォーカー氏は、「ウイルスは変異を続けるもので、そのため当社は自らウイルスを変異させることはできないかを検討している。こうすれば事前に新しいウイルスの研究開発に専念できる」と述べた。ウォーカー氏は変異を促す方法について詳細に語った。ウイルスをサルの体内に植え込み、相互感染によって感染力がさらに高いウイルスを得る。一定期間のサンプリング分析を通じ、ファイザーはこの変異を特定方向に発展させることができる。ウォーカー氏は、「新型コロナウイルスは当社にとって今後一定期間に渡り金のなる木になるかもしれない」と率直に語った。ウイルスの他にも、「ファイザーの研究開発担当者」と「Project Vertitas」の関係者は、利益に貪欲なファイザーや、米国の医薬品業界全体の「合法的な腐敗」の問題について語った。政府当局者は大企業に便宜を図り、これらの企業に天下りするというのだ。

 FOXニュースのキャスターのタッカー・カールソン氏は番組内でこの動画を特別に取り上げ、コラムを執筆した。米フロリダ州のマルコ・ルビオ下院議員(共和党)も26日、ファイザーのアルバート・ブーラCEOに公開書簡を送り、ウイルスの変異を起こす計画について説明を求めた。ファイザーは27日、新型コロナウイルスワクチンの開発において、「機能獲得もしくは特定方向への進化の研究を行っていない」と表明した。

 動画の内容が注目を集めると同時に、この動画の信憑性を疑う人も多い。「環球時報」の記者がファイザーの公式サイトを検索したところ、ファイザーには「グローバル研究開発行動及びmRNA科学計画部」という部門しかなく、動画の部門の名称と異なる。また公式サイトによると、同部門の責任者は女性だ。さらに「Project Vertitas」は極右組織で、長期的に反ワクチンの態度を示している。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年1月30日