習近平国家主席が各国首脳と会談

　習近平国家主席は6日、キューバのマレーロ首相、セルビアのブルナビッチ首相、南アフリカのマシャティル副大統領、オーストラリアのアルバニージー首相と北京の人民大会堂で会談した。新華社が伝えた。

　習主席はキューバのマレーロ首相との会談で、「中国は両党及び両国の特別な友好関係を戦略的、大局的観点から捉え、発展させ、キューバとの長期的友好という方針を堅持しており、キューバと政治的相互信頼や戦略的協力を深め続け、党内・国政運営に関する理論の研究や経験の交流を行うことを望んでいる。キューバが引き続き中国国際輸入博覧会などの重要な場を活用して、さらに多くの特色ある産品の中国市場進出を後押しすることを希望する」と表明した。

　セルビアのブルナビッチ首相との会談では、「双方は共に努力して、両国間の大型協力プロジェクトをしっかりと建設・運用し、自由貿易協定（FTA）の早期発効を推進し、科学技術イノベーション協力を強化し、教育やスポーツ、観光分野の協力を深め、人的往来を拡大し、友好を継承・発揚する必要がある」とした。

　南アフリカのマシャティル副大統領との会談では、「中国は南アフリカなどアフリカ諸国と共に、中国のアフリカの工業化、農業の現代化、人材育成に対する3項目の支援措置、及び『一帯一路』（the Belt and Road）の質の高い共同建設の8項目の行動を実行に移し、高水準で民生を重視する持続可能な協力プロジェクトを立ち上げ、中国とアフリカの協力の戦略性と持続可能性を高め、高水準の中国アフリカ運命共同体の構築を推進することを望んでいる」とした。

　オーストラリアのアルバニージー首相との会談では、「中国とオーストラリアは時代の潮流に順応し、両国の共通利益の観点から、対等に付き合い、小異を捨てて大同につき、互恵協力する中豪関係を構築し、両国の包括的な戦略的パートナーシップのたゆまぬ前向きな発展を推進するべきだ。双方は中豪FTAの潜在エネルギーを十分に発揮し、気候変動やグリーン経済など新興分野の協力を拡大し、世界及び地域の自由貿易体制を維持し、両国企業の投資と経営のために良好なビジネス環境を提供する必要がある」とした。（編集NA）

「人民網日本語版」2023年11月7日