国と豪州の軍艦が遭遇、国防部が豪州の喧伝に反論

　記者からは、「報道によると、豪国防長官室はこのほど、中国の軍艦が日本の排他的経済水域（EEZ）で豪州の軍艦と接触した際に、危険かつ職業倫理に欠ける行為をし、豪海軍潜水士が負傷したと発表した。中国側はこれについてどのように論評するか」との質問があった。国防部の呉謙報道官は次のように回答した。

　豪州側の言論は事実と完全に異なる。中国側はこれに断固反対し、豪州側に厳重抗議した。

　先ほど豪州のフリゲート艦「トゥーンバ」が東中国海付近の海域で活動した際に、中国軍の「寧波」号駆逐艦は法律と規則に基づき追跡、監視、識別、証拠収集などの措置を講じた。中国側の艦艇はその期間中、「海上衝突回避規範」や「国際海上衝突予防規則」などの国際ルールを厳守し、豪州の艦艇と安全な距離を保ち、豪州側の潜水作業に影響しうる活動を一切行わなかった。

　中日は関連海域で境界を定めておらず、中国側の軍事活動が日本のEEZ内にあった、もしくは入ったという説はない。我々は豪州側に事実を尊重し、中国に対する乱暴で無責任な非難を停止し、双方の相互信頼の蓄積に資することをし、両国・両軍関係の好転と発展に向け積極的な雰囲気を醸成するよう求める。

　｢中国網日本語版(チャイナネット)｣2023年11月21日