ルールを守り、中米経済・貿易関係を正しい軌道に＝駐米中国大使

　米国中国総商会シカゴ分会2023年年次総会がこのほど、シカゴで開催された。中国の謝鋒駐米大使は招待に応じ、年次総会晩餐会に出席し、基調演説を行った。要旨は下記の通り。

　困難に立ち向かい、サンフランシスコ会議の重要な共通認識を実行に移す。米国側は中国側と向き合い歩み寄り、両国首脳の重要な共通認識を実行に移し、積極的な約束を具体的な政策と実質的な行動に変えるべきだ。相互尊重、平和的共存、協力とウィンウィンを堅持し、「サンフランシスコビジョン」を実現し、中米関係の持続的な改善と発展を促す。

　ルールを守り、中米経済・貿易関係を正しい軌道上に戻す。国際通貨基金（IMF）はこのほど中国経済の成長率の予測値を5.4％に上方修正した。これは中国経済発展の将来性に対する国際社会の自信を十分に示した。在米中国系企業は7000社以上で、総商会の中国系会員企業だけでも対米投資額が累計で1370億ドルを超え、23万人分以上の雇用枠を直接創出した。米国の230社以上が輸入博に出展し、6回連続で展示面積が最大となった。中国の発展は世界の福音で、中米各自の成功は双方のチャンスだ。制裁は問題を解消しないばかりか、より多くの新たな問題を生む。両国人民の願いに従い、市場経済の法則と自由貿易のルールを尊重し、経済問題に安全・政治問題を持ち込むことに断固反対する。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年11月23日