japanese.china.org.cn |14. 12. 2023 |
中日平和友好条約締結45周年・日中友好会館設立40周年記念式典が東京で開催
11日午後、東京で開催された中日平和友好条約締結45周年・日中友好会館設立40周年記念式典(撮影・許可)
中日平和友好条約締結45周年・日中友好会館設立40周年記念式典が11日午後に東京で開催され、中国の呉江浩駐日大使、日本の堀井巌外務副大臣、海江田万里衆議院副議長、日中友好会館の宮本雄二会長代行、日中友好会館の黄星原中国代表理事ら中日の友好関係者100人余りが出席した。人民網が伝えた。
スピーチを行う呉江浩駐日大使(撮影・許可)
呉大使はスピーチで、「日中友好会館は両国の上の世代の指導者が関心を寄せ、支持する中で設立された、中日両国政府が共同運営する友好事業であり、特別な地位と役割を持ち、特別な貢献も果たしてきた。過去40年間、日中友好会館は中日間の文化・教育・青少年交流の促進に積極的に尽力し、両国の青少年累計4万人近くの相互訪問を後押しし、日本の民間人多数による中国での植樹活動を16回実施し、中国人留学生5000人余りを受け入れ、両国民間の相互理解と親善の増進、中日友好事業の後継者の育成にたゆまず努力してきた」と指摘。
呉大使はさらに「間もなく過ぎ去るこの一年、両国は中日平和友好条約締結45周年記念を契機に、共に条約締結時の初心に立ち返り、平和と友好の信念を揺るぎないものにし、一連の対話や連動を積極的に繰り広げ、各分野の交流や協力を再開し、強化してきた。新たな一年を展望すると、中国側は日本側と共に、中日間の4つの基本文書の諸原則を遵守し、両国首脳間の重要な共通認識を指針とし、不断に政治的相互信頼を増進し、互恵協力を強化し、民心の通じ合いを深め、摩擦や溝に適切に対処し、中日関係の健全な軌道に沿った安定的な改善と発展を推進することを望んでいる。日中友好会館が設立40周年を新たな出発点に、友好の伝統をさらに発揚し、時代に合わせて進み、正しい道を守りながら革新を図り、より豊富で多彩な友好活動を繰り広げ、両国民が幅広く参加するよう引きつけ、先導し、中日関係発展のために民意の土台を固めることを期待する」とした。
スピーチを行う日中友好会館の宮本雄二会長代行(撮影・許可)
宮本会長代行はスピーチで、「日中友好会館は日中両国における国民レベルの交流の拠点として休みなく活動を続け、現在では、年間1000名を超える青少年交流、中国人留学生のための宿舎の運営、伝統ある語学学校である日中学院の経営、文化交流事業を柱として、日中両国の友好交流、とりわけ若い世代の交流と相互理解の増進のための事業を幅広く展開している」と紹介。
また宮本会長代行は「11月16日にサンフランシスコで行われた岸田総理と習近平国家主席との会談でも、両首脳は日中間の新たな時代を切り開くべく、『建設的かつ安定的な日中関係』を構築することを再確認し、様々な分野において国民交流を一層拡大していくことで合意している。日中友好会館としても、引き続き青少年交流、文化交流等の事業を通じて、日中両国民の相互理解と友好関係の促進のため、努力していく」とした。
スピーチを行う日本の堀井巌外務副大臣(撮影・許可)
堀井外務副大臣はスピーチで、日中友好会館設立40周年に祝意を表すとともに、日中間の友好交流がさらに多くの成果を収め、両国関係がさらなる発展を実現することを祈念した。また、日本の福田康夫元首相もビデオメッセージを寄せた。記念式典では、日中友好会館のために際立った貢献を果たした友好関係者に対し、主催者側から感謝状が授与された。
日本の福田康夫元首相が寄せたビデオメッセージ(撮影・許可)
日中友好会館は両国政府の合意により共同事業として設立された。本館は日本の東京都文京区にあり、1988年に竣工し、運用が始まった。長年にわたり、中日間の青少年交流、文化交流、留学生宿舎の運営、中国語・日本語教育、植樹造林など公益事業を実施し、中日両国の民間交流の重要な場となってきた。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年12月14日