「終わりの見えない」米国の銃暴力

　米国では銃暴力がますます激しさを増しており、銃規制の実現は一体いつになるのか分からないままだ。

　「Gun Violence Archive」の12月18日時点のデータによると、米国では今年、銃暴力により少なくとも4万1344人が死亡し、大規模な銃乱射事件（犯人以外に少なくとも4人が負傷または死亡した事件）はすでに640件発生している。死者のうち1338人は青少年、286人は子どもだ。

　米国では銃声が鳴り響く可能性がいつでもあり、同様の悲劇が様々な場面で繰り返されている。銃文化は深く根付いており、社会的不平等や人種間対立などの問題が悪化し続け、生活面でのプレッシャーも高まっている。そのいずれもが、米国で銃暴力が激化している原因だ。さらに銃規制法の成立が度々頓挫していることで、なおさらに銃暴力は解決されない慢性的な問題と化している。（編集NA）

「人民網日本語版」2023年12月21日