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japanese.china.org.cn |04. 01. 2024

空母「福建艦」の最新映像が公開、初の海上試験が目前に

タグ: 空母 福建艦 埠頭  艦載機
中国網日本語版  |  2024-01-04

 中国中央テレビの1月2日の「新聞聯播」で、空母「福建艦」の最新の映像が公開された。美しい甲板には3本のカタパルトレールがはっきり見え、後部甲板にはフルスケールの艦載機模型があった。「環球時報」の取材に応じた軍事専門家はこれについて、福建艦の初の海上試験の実現が目前に迫っていると述べた。

 2022年6月17日に進水し命名された福建艦は、中国が完全に独自に設計・建造した初のカタパルト搭載空母だ。平坦で長い飛行甲板を採用し、電磁カタパルトと制動装置を搭載。満載排水量は8万トン以上。

 今回の「新聞聯播」の画面は福建艦の新たな動きを示した。画面の福建艦は停泊位置を離れ、埠頭にほど近い場所にあり、両側でタグボートが作業を行っていた。甲板は非常に美しく、3本のカタパルトレールがはっきり見えた。また後部甲板にはフルスケールの、機翼を畳んだ艦載機模型があった。

 中国の軍事専門家の宋忠平氏は、「福建艦が初の海上試験まであとわずかであることが見て取れる。中国初の平らな甲板を持つ空母で、電磁カタパルトや制動装置などの多くの新技術と新設備を導入していることから、停泊試験期間はやや長めになる。しかし停泊試験中の空母の各種検証を正確に行うことは、海上試験に向け大きなサポートになる。その結果は福建艦の乗員が述べたように、『早急に戦闘力を形成する』になるだろう」と述べた。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年1月4日