2023年米国債務危機　雪だるま式に膨れ上がる債務

　2023年、米国は深刻な債務危機に陥った。連邦政府の債務残高は雪だるま式に膨れ上がり続けたが、財政問題における民主・共和両党の溝は埋めがたかった。

　米国の公的債務残高は同年9月に33兆ドル（1ドルは約144.8円）の大台を突破した。米財務省が2024年1月2日に発表した新たなデータによると、米国の公的債務残高は33兆9110億ドルから34兆10億ドルへと増加し、初めて34兆ドルに達した。

　債務問題と支出削減をめぐる民主・共和両党の長期にわたる駆引きは、政府機関の「閉鎖」と市場の動揺を招く。巨額の債務は、米国経済の長期的な潜在的成長力を損なうのみならず、世界経済にも累を及ぼすだろう。（編集NA）

「人民網日本語版」2024年1月5日