米大統領選、「民主主義の未来を問う壮絶な戦い」に＝米紙

　「民主主義の未来を問う壮絶な戦い」米紙「ニューヨーク・タイムズ」は、現職のバイデン米大統領とトランプ前米大統領の間で生じる「2回目の対決」をこのように例え、かつ今年の大統領選は「異例のケース」になるとした。

　現在の世論調査によると、この2人は民主党と共和党の大統領候補者になる可能性が最も高い。バイデン氏は現地時間5日、大統領選に向けての今年初の演説で、トランプ氏に対して現在までで最も痛烈な批判を行い、「民主主義を犠牲にしてでも権力を握ろうとする」と述べた。トランプ氏は翌日、大統領選に向けての集会で、バイデン氏という「史上最悪」の米大統領を打ち負かすと述べ、自身の当選を「米国を救うラストチャンス」と強調した。両氏はいずれも相手を米国の切実な脅威であると述べ、2021年1月6日の米議会襲撃事件を異なる角度で捉えた。この国の社会の分断と政治の二極化の程度が分かる。

　この混乱に陥ることが決まっている米大統領選は、世界にとっても同じく極めて重要だ。米誌「フォーリン・ポリシー」は、「他国は、予想し難いが世界的な野心を持つ米国と向き合う準備を整える必要がある」と伝えた。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年1月8日