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japanese.china.org.cn |19. 01. 2024

米国が憶測する「宇宙競争」、中国に参加の意志なし

タグ: 月上陸計画 米議会
中国網日本語版  |  2024-01-19

 米議会は現地時間17日に月上陸計画に関する公聴会を開いた。米国の宇宙事業専門家、政府当局者、国会議員は共通認識を形成・強化した。これは、米国及び米国の協力パートナー以外の国による月上陸を許容できないということと、米国及び同盟国は宇宙競争において中国を打ち負かすことで、中国が「歓迎されない宇宙規範」を制定する前に「ルールに基づく国際秩序」を指導できるようにする、ということだ。米国の「月回帰」計画には腹黒い目的があり、平和目的のため宇宙を探査・利用するという人類の普遍的な願いに背くようだ。「環球時報」が伝えた。

 中国は中国と米国の協力を制限する文書・規定・条項を一つも持たない。さらに中国側は昨年10月、「嫦娥5号」月科学研究サンプルの申請を世界から受け付けると発表した。宇宙探査をめぐり誰が開放的で誰が閉鎖的であるかは、事実によって明らかになっている。

 米国は世界最先端の宇宙技術を持ち、かつ宇宙探査で大きな成果を手にしている。中国人を含む世界の人々は、米国人であろうが別の国の人であろうが、人類の代表者が宇宙をより深く、より遠くまで調べることを願っている。しかし米国の狭隘化する宇宙観により、人々は米国が宇宙探査でより大きな成果を手にする自信を失い、さらにその他の宇宙探査の大志を抱く国の足を引っ張るのではと懸念している。

 中国には、米国人が憶測する「宇宙競争」に参加する考えがまったくない。中国の宇宙技術の発展は平和的な利用を、次に平等と互恵を、それから包摂的な発展を重視する。身をもって範を示し、国際宇宙交流及び協力を推進している。ところが米国は衛星航法や国際宇宙ステーションなど、至る所で中国を排除し警戒している。中国の宇宙事業は自主イノベーションの道を歩まざるを得ない。中国の月探査及び月上陸事業はまさに、長年の自主イノベーションで持続的に蓄積した技術の基礎に基づくもので、米国と西側の態度や立場によって変わるものではない。その一方で米国の月回帰には利益や争奪の打算が増えているようだ。米国が汚れた心で月に上陸するならば、それは月に対する一種の汚染だ。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年1月19日