雲南省の山崩れで習近平総書記が重要な指示

　雲南省昭通市鎮雄県塘房鎮涼水村で22日6時頃、山崩れが発生し、家屋18棟が土砂に埋まり、47人が行方不明となった。新華社が伝えた。

　災害発生後、習近平中共中央総書記（国家主席、中央軍事委員会主席）は事態を極めて重視し、「救援部隊を迅速に派遣し、行方不明者の捜索・救助に全力を挙げ、死傷者を減らすよう最大限の努力を尽くすこと。監視と警戒を強化し、捜索・救助を科学的に行い、二次災害の発生を防ぐこと。犠牲者の家族へのケアや被災者の避難などの取り組みを適切に成し遂げること」との重要な指示を出した。

　習総書記は「春節（旧正月、2024年は2月10日）が近づく中、寒波の影響も重なり、自然災害、交通事故、生産現場での事故が起きやすくなっている。各地区・関係当局は潜在的なものを含めリスクを注視し、各方面の責任をしっかりと果たし、取り組みの実行に力を入れ、死傷者の多い重大事故の発生を防ぎ、人民大衆の生命と財産の安全をしっかりと保障する必要がある」と強調した。

　李強総理も「危険回避の緊急措置と救助活動に全力を挙げ、行方不明者を捜索・救助し、最大限の努力を尽くして死傷者を減らすと同時に、周辺の土砂災害の潜在リスクを入念に逐一調査し、危険な状況の監視と警戒を強化し、二次災害の発生をしっかりと防ぐように。被災地は標高が高く気温の低い山間部であり、少数民族の多く住む地区でもある。危険にさらされている人々を早急かつ適切に避難させ、大衆の生命と財産の安全をしっかりと保障し、社会の大局の安定を維持するように」と指示した。

　張国清副総理は、習総書記の指示と李総理の要請を受けて、すでに作業チームを率いて雲南省の被災地で捜索・救助活動を指導。自然資源部（省）、応急管理部（省）もすでに緊急対応体制を敷き、雲南省と昭通市が部隊を派遣して救助活動にあたっている。現在、各活動は緊張感をもって整然と進められている。（編集NA）

　「人民網日本語版」2024年1月23日