share
政治・安全>
japanese.china.org.cn |02. 02. 2024

米軍機の墜落が多発、4つの原因を分析

タグ: 米軍機 墜落 戦闘機 事故
中国網日本語版  |  2024-02-02

 米国のF-16戦闘機が31日、韓国の西海岸沖で墜落した。パイロットは緊急脱出し、救助された。在韓米軍のF-16墜落事故は2カ月連続。

 軍事専門家の張軍社氏は、米軍機の事故が最近多発している主な4つの原因を挙げ、次のように述べた。

 (一)米軍の一部の軍機は就役期間が長くなっており、かつ整備が適切に行われていない。例えばB-1B戦略爆撃機は1986年から就役しており、現在まで40年弱の歴史を持つ。米軍も近年、整備士の持続的な減少による不満を訴えている。装備品の整備の問題が顕在化している。

 (二)米軍機は大量の新技術を使用しているが、一部の機種は設計上の欠陥がある。うち最も典型的な例はオスプレイだ。オスプレイは設計上、ヘリと固定翼機の長所を結びつけた、時代を画する意義を持つ航空機だ。ところが大量の新技術を採用したため、安定性と安全性に不安がある。米軍のオスプレイは近年、日本、韓国、オーストラリアで事故を起こし続けている。

 (三)米軍パイロットの訓練の不足。米国の多くの軍種がパイロットの訓練期間を短縮している。米軍は、一部の事故はパイロットの訓練と能力の不足によるものと分析している。

 (四)米軍のハイペースで高強度の戦備行動。米国の軍事専門家は米軍機の事故について分析する際にも、これを非常に重要な要素としている。事実も確かにその通りだ。米軍は一年を通じ世界範囲で「世界の警察」になり、ハイペースで高強度の戦備任務を遂行し、武力を誇示し挑発し事を構えている。米軍の将兵は極度に緊張し、疲れ切り、限界に達しようとしている。さらに航空機側の要素が加わり、事故が多発している。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年2月2日