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japanese.china.org.cn |16. 02. 2024

中国は団結と協力を後押しする重要な推進力

タグ: 協力
中国網日本語版  |  2024-02-16

 中国はこれまで常に発展途上国全体の利益を守ることに尽力してきた。途上国にとって、中国は発展モデルであるだけでなく、団結と協力を後押しし、多国間主義を守る重要な力でもある。

 中国は世界最大の発展途上国だ。中国の発展の成功例は途上国にとって手本となっている。中国はまた、さまざまな手法を通じて途上国の発展を支援し、共同繁栄を後押ししている。

 過去数十年にわたり、中国は人類史上最大の持続的な経済発展を遂げ、世界第2位の経済大国となった。中国の世界経済に占めるシェアは高まり続け、その発展成果は世界の注目を集めている。現在、中国は世界最大の貨物貿易国であり、世界最大の消費市場の1つだ。中国は絶対的貧困を撲滅し、何億人もの人々を貧困から脱却させることに成功した。

 大きな成功を収めたにもかかわらず、中国は依然として1つの発展途上国だ。中国政府はこの点を明確に認識している。中国共産党第20回全国代表大会の報告書では、「我が国は大きな発展途上国であり、まだ社会主義の初級段階にある」と指摘された。人間開発指数(HDI)で見ても、1人当たりGDPで見ても、中国と国際社会が認める先進国との間には依然として開きがある。中国は依然として不均衡で不十分な発展の問題に直面していることを冷静に認識している。

 中国が発展途上国としての位置づけを堅持するのは、途上国の権利と利益を守るという決意を示すためだ。中国は、自国がどこまで発展しようとも、常に途上国ファミリーの一員であり、国際ガバナンスシステムにおける途上国の代表権と発言力の向上に断固として取り組む考えだと強調する。中国は途上国としての地位を利用して国際的責任を回避することはない。いま、中国の関税水準は多くの途上国の水準よりもはるかに低い。

 中国は発展途上大国として、他の途上国と積極的に開発経験を共有するとともに、「一帯一路」共同建設やグローバル開発イニシアチブの実行など途上国との団結と協力の強化を通じて、共同発展を実現している。「一帯一路」共同建設イニシアチブが提起されてから、世界中で約1兆ドル規模の投資をけん引し、3000件以上の協力プロジェクトを形成、約4000万人の貧困脱却を支援した。中国は、国際社会が開発問題を一段と重視し、途上国の特別なニーズに注目、グローバル開発イニシアチブを提起し、8つの重点分野をめぐる協力プラットフォームを構築し、途上国の開発能力の向上を支援、国連「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の実施を推進するよう主張しており、世界の発展に対する中国の貢献は目覚ましいものがある。

 中国は常に発展途上国全体の利益を守ることに尽力してきた。途上国にとって、中国は発展モデルであるだけでなく、団結と協力を推進し、多国間主義を守る重要な力でもある。世界経済発展の不均衡と不平等の拡大は、今日世界が直面している深刻な課題だ。このようななか、中国は世界の発展を均衡・協調・包摂の新たな段階に向けて断固として推進し、人類運命共同体の構築を後押ししており、国際社会から称賛されて然るべきだ。(著者:米クーン財団会長)

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年2月16日