japanese.china.org.cn |04. 03. 2024 |
今年の重点分野の改革任務、代表・委員の注目の的に
全国統一大市場の建設の加速、民間企業のビジネス環境のさらなる合理化、国有企業改革の深化及び向上、金融体制改革の実行。今年の数多くの重点分野の改革任務は、代表・委員の注目の的になる。
全国統一大市場の建設の加速は、内需の潜在力を引き出し、経済回復・好転の基礎を固める重要な手がかりだ。国務院は最近、全国統一大市場の建設の手配を何度も行っている。
全国政治協商会議委員、南方科技大学副校長の金李氏は、「地方の保護と市場の分割の解消が喫緊の課題だ。財産権の保護、市場参入、公平な競争、社会の信用などの面から着手し、統一的な市場制度及びルールの構築を急ぐ。取引の制限や差別的な規定といった数多く報告されている顕著な問題に焦点を絞り、法執行と取り締まりを強化する」と述べた。
民間企業の発展の自信をさらに深めるにはどうすべきか。代表・委員らが着実に実行できる、実現可能性のある意見と提案を出すことが期待されている。
全国人民代表大会代表、中華全国弁護士協会会長の高子程氏は、「発展環境をさらに合理化し、民間企業の内から生まれる原動力とイノベーションの活力を引き出すべきだ。民間経済による立法の促進を急ぐ。法に基づく民間企業の財産権及び経営者の権益の保護、市場競争への公平な参加、生産要素の平等な使用、公平な法執行及び公正な司法、中小企業の滞納対策などの民間企業の重要な関心事に焦点を絞り、関連制度を構築し改善する」と述べた。
国有企業改革深化向上行動は今年、全面的な推進の重要な年を迎えた。清華大学中国現代国有企業研究院研究主任の周麗莎氏は、「労働、人事、分配の3つの制度改革は、国有企業改革における難所だ。フレキシブルで効率的な市場化経営メカニズムの健全化を急ぎ、一連のメカニズムが新しく、活力が十分で、原動力の強い改革のモデルを構築する。国有資産中央企業は戦略的新興産業の収入と付加価値が占める割合を高め、コアな原動力を持続的に強化し、コアコンピタンスを高めるべきだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年3月4日