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japanese.china.org.cn |08. 03. 2024

<全人代>盧丹代表 「甘いスモモ産業」を全国の模範に

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「人民網日本語版」  |  2024-03-08


盧丹代表


 現在開催中の中国全国人民代表大会の議場では、中国の55の少数民族の一つであるブイ族の民族衣装を身にまとった盧丹代表の姿も見られます。中国南西部の貴州省出身で1990年代生まれの盧代表を有名にしたのは、「蜂糖李」という品種のスモモです。


 盧代表は2018年に貴州省内の致富村の共産党支部書記に就任しました。盧代表が昼も夜も考え続けたのは、村人を率いて豊かになることでした。致富村がある鎮寧ブイ族ミャオ族自治県は亜熱帯地方の標高が低くて気温の高い河谷地帯にあります。自然環境に恵まれていることで、高品質の果物を産出するので「天然の果樹園」と呼ばれており、特にスモモの高級品種である「蜂糖李」の栽培に適しています。この品種のスモモは鮮やかな黄色で果実の形が美しく、甘さと栄養価値が高い特徴があり、1キロ当たり最高値40元(約820円)で売れるとのことです。



蜂糖李のサプライチェーンについて村人と話す盧代表(右から一人目)


 20代だった盧代表は自ら蜂糖李の栽培技術を身につけ、次に蜂糖李の枝切りや施肥と灌漑、病虫害の予防と治療などの方法を村人に教えました。数年の努力を経て、致富村で栽培された蜂糖李は今や売れ筋商品になりました。勉学や出稼ぎのため他郷に出た住人も、故郷の発展に多くが戻ってきました。


 致富村のけん引により、蜂糖李は鎮寧県全体の主たる産業になり、栽培農家、サプライチェーン、市場などの産業システムも徐々に構築されてきました。県政府は蜂糖李を全国で有名なブランドにすることを目指しています。


 盧代表は取材に対して、今回の提案は鎮寧県が国家現代農業産業園の創設を申請することを支持することだと説明し、政府関連部門には産業区のインフラ設備や地域の資源、産業と市場、メカニズムとサービスなどの関連要素をさらに改善していくことを希望すると述べました。(藍、鈴木)


「中国国際放送局日本語版」より 2024年3月8日