外国メディア、中国経済の質の高い発展に注目

　中国の2023年の国内総生産（GDP）は5.2％増の126兆元以上で、伸び率で世界の主要エコノミーの上位だった。中国が新年の発展をいかに計画し、新たな発展の目標を達成できるかは、海外メディアの注目の的になっている。

　米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」（電子版）は5日、「中国の経済成長目標は5％前後を維持、政府の楽観的な態度を表明」と題した記事の中で、「この目標は国際通貨基金などのこれまでの予想を上回り、経済情勢を覆す中国政府の自信を示した」と指摘した。

　ルーマニア・テレビの記者は中国ですでに5年生活しており、今年は初めて中国の両会を取材した。

　「中国政府が設定した新たな成長目標に興味を持っている。これは中国経済の持続的な成長の力強いメッセージを発信した。西側メディアは中国の経済成長率の低下を多く報じるが、実際に現地を訪れそのすべてを目にすると状況が異なることに気づくだろう」

　「新たな質の生産力」は間違いなく、今年の中国の両会のホットワードだ。

　複数の海外主流メディアは両会の会期中に、生中継や会場の記者からの中継などにより報道を行った。いずれも「新たな質の生産力」という概念を取り上げ、これを中国経済の質の高い発展を促す重要な要素と見た。

　米ブルームバーグ（電子版）は7日に配信した「AI＋や新御三家、中国の重要政治会議のホットワードは何を示すか」と題した記事の中で、「新たな質の生産力」を中国の両会のホットワードのトップに位置づけた。他にも「未来の産業」「AI＋」「超長期特別国債」などが挙げられた。

　｢中国網日本語版(チャイナネット)｣2024年3月11日