習近平国家主席がセルビアのブチッチ大統領と会談

現地時間8日、ベオグラードでセルビアのブチッチ大統領と会談した習主席（撮影・李学仁）

　習近平国家主席は現地時間8日、ベオグラードで、セルビアのブチッチ大統領と会談した。両首脳は、中国とセルビアの包括的な戦略的パートナーシップを深め、格上げし、新時代の中国セルビア運命共同体を構築することを宣言した。新華社が伝えた。

　習主席は「中国にとってセルビアは中東欧地域で初の包括的な戦略的パートナーだ。双方は協力してそれぞれの発展と振興に力強い原動力をもたらし、両国民に確固たる利益をもたらしてきた。新たな情勢の下、セルビアが欧州で初めて中国と運命共同体を共同構築する国となったことは、両国関係の戦略性、特殊性、水準の高さを十分に示すものだ。新時代の中国セルビア運命共同体は両国の揺るぎない友情の昇華であり、双方に共通する価値観と追求する目標である『共に発展を図り、協力・ウィンウィンを図り、互いに成果を挙げる』ことを体現するものでもある。この価値観と目標は、中国・セルビア両国及び自主独立を堅持し、平和と発展を追求する世界の全ての国々に共通するビジョンだ。双方は、新時代の中国セルビア運命共同体の構築によって、不断に『一帯一路』（the Belt and Road）の質の高い共同建設及び中国・中東欧諸国協力を深め、拡大し、各々の現代化に助力する必要がある」と指摘。具体的に、（1）両国関係の戦略性を際立たせ、両国関係の大きな方向性を把握する（2）両国協力の実務性を堅持し、両国民の幸福を図る（3）両国関係の革新性を発揚し、新たな協力の将来を開き、革新的な協力によって両国関係に新たな成長分野をもたらすことの必要性を挙げた。

　ブチッチ大統領は「セルビアは習主席の打ち出したグローバル発展イニシアティブ、グローバル安全保障イニシアティブ、グローバル文明イニシアティブを揺るぎなく支持し、これに積極的に参加し、中国と多国間戦略的協力を緊密化し、覇権主義と強権主義に共同で反対し、国連憲章の趣旨を守り、国際的な公平と正義を守る」と表明した。（編集NA）