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japanese.china.org.cn |04. 06. 2024

アラブ4ヶ国首脳が訪中 中国・アラブ協力を更に推進

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「人民網日本語版」  |  2024-06-04

アラブ4ヶ国首脳が訪中 中国・アラブ協力を更に推進--人民網日本語版--人民日報

「バーレーン、エジプト、チュニジア、アラブ首長国連邦(UAE)4ヶ国の首脳がこのほど同時期に中国を訪問したことは、中国とアラブ諸国との間の『高いレベルの政治的相互信頼』を示すとともに、中国・アラブ運命共同体の構築に対するアラブ諸国の期待も示している」。中国社会科学院西アジア・アフリカ研究所政治研究室の室長であり、中国中東学会の副会長兼事務局長の唐志超氏はこのほど取材を受け、このように述べた。

唐氏は、「不安定な国際情勢に直面する中で、中国は情勢を安定させる役割をしっかりと果たし、地域諸国に非常に信頼されている。中国・アラブ双方はこれからより多くの、より高いレベルの、より幅広い分野での協力を推進し、中国・アラブ運命共同体の構築を推進するものと確信する」と述べた。

アラブ諸国がこのタイミングでそろって訪中したことには、どのような重要な意義があるのか。唐氏は、「第1の重要な意義は、今回の訪問は中国・アラブ諸国協力フォーラム発足20周年にあたり、4ヶ国の首脳はこの訪中で中国・アラブ関係および中国との協力の発展を非常に重視していることを示した点。第2の重要な意義は、中国・アラブ諸国間の『高度な戦略的相互信頼』を示した点だ。ここ数年、双方のトップレベルの往来がますます頻繁になり、協力の成果がますます増えている。中国・アラブ双方がこれからより多くの、より高いレベルの発展を推進するものと確信する」と述べた。

「中東はどこへ向かうのか」という「中東の問い」に対して、唐氏は、「中国はすでに『中国の答え』を出している。中国は、中東地域の安定・安全・発展の問題について、中国が大国としての役割を積極的に果たし、平和の促進者、安定の建設者になるという姿勢を明確に表明してきた」と指摘した。

また唐氏は、「中国は習近平国家主席が打ち出した『グローバル安全保障イニシアティブ』を積極的に実践し、地域の紛争問題について積極的に和平交渉を促進し、中国の案を提起するとともに、サウジアラビアとイランの歴史的和解の実現推進に成功した。新たなパレスチナ・イスラエル衝突が発生して以降、中国は積極的に声を上げ、パレスチナの民族としての権利を断固として守り抜き、国際社会と共に、とりわけアラブ諸国と共に協調協力を展開し、停戦の推進、人道危機の緩和、『二国家解決』の正常な軌道への回帰の促進に努力している」と指摘した。(編集KS)

「人民網日本語版」2024年6月4日