中国のグローバル安全観、シャングリラ・ダイアローグで共鳴

第21回アジア安全保障会議（シャングリラ・ダイアローグ、以下「会議」）が2日、閉幕した。中国のグローバル安全イニシアティブと、共同・総合・協力・持続可能の安全観は、会議で幅広い共鳴を呼んだ。

中国のイニシアティブに幅広い共鳴

中国が近年掲げたグローバル安全イニシアティブと、共同・総合・協力・持続可能の安全観は会議で、出席者から幅広い共鳴を呼んだ。

会議に出席したインドネシアのプラボウォ次期大統領は、「真の安全は隣国との友好関係の構築によって実現すべきで、協力は繁栄と調和に向かう唯一の道だ」と述べた。

シンガポールのウン・エンヘン国防相は会議の発言で、「シャングリラ・ダイアローグが伝えようとする、アジアは衝突を回避すべきというメッセージは長年変わっていない」と述べた。

シンガポールの政治評論家の翁徳生氏は、「アジア人は共通認識を集め、小異を残して大同につくことに長けている。この理念は全世界に聞かせるべきだ。人々はよく、21世紀はアジアの世紀と言うが、アジア太平洋の平和と安定を破壊してはならない。アジア諸国は協力によって発展を目指し、安全を促進するべきだ。中国はその成功例だ」と述べた。

マレーシア国際イスラム大学の政治学者である李佩敏氏は、「世界は動乱と変革の時期を迎えている。国際社会は世界の平和と安全に関わる問題について、中国からのイニシアティブと主張をより多く耳にすることに期待している」と述べた。

｢中国網日本語版（チャイナネット）｣2024年6月5日