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japanese.china.org.cn |05. 06. 2024

米国の「小グループ」は成功しない

タグ: アジア安全保障会議 シャングリラ 覇権主義 強権政治
中国網日本語版  |  2024-06-05

第21回アジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ、以下「会議」)が2日、閉幕した。中国のグローバル安全イニシアティブと、共同・総合・協力・持続可能の安全観は、会議で幅広い共鳴を呼んだ。

米国の「小グループ」は成功しない

米国側は今回の会議で、再びそのいわゆる「インド太平洋戦略」をアピールし、「小グループ」の構築を唱えた。

中国側の代表者は会期中、毅然とした態度で「覇権主義と強権政治がアジア太平洋を損なうことを許さず、地政学的な衝突や冷戦及び熱戦を地域に持ち込むことを許さず、いかなる国及び勢力であってもここで戦乱を生むことを許さない」と表明した。

中国人民大学国際関係学院の王義桅教授は、「中国文化は和合文化で、協力とウィンウィンを目指す。米国と西側が求めるのは個体の絶対の安全で、最終的な結果は往々にして対抗と分裂であり、誰もが安全ではいられなくなる」と述べた。

マレーシア新アジア戦略研究センターの許慶琦理事長は、「中国のグローバル安全観が求めるのは共同の平和と繁栄で、一部の国の地政学的な利益に奉仕するものではない。米国は現在、アジア太平洋版NATOの構築を試みているが、ASEAN諸国は世界が冷戦時代に戻ることを絶対に願わず、また本当に米国の小さな動きに協力することもない。これは、アジア太平洋が現在の世界経済発展において最も活発な地域になれた最も重要な理由が、過去数十年に渡る平和と安定であったことをASEAN諸国が深く理解しているからだ」との見方を示した。

シンガポール国立大学東アジア研究所の陳剛所長は、「中国のグローバル安全観は国の大小を問わず、すべての国が平和で安全であることを願う。これはまさに人類の真の福祉だ」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年6月5日