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japanese.china.org.cn |19. 06. 2024

米国による軍需品対中デカップリングは困難

タグ: 軍需品 同盟国 武器輸出
中国網日本語版  |  2024-06-19

ストックホルム国際平和研究所のデータによると、世界の武器輸出に占める中国の割合は6.6%のみ。しかし中国が世界の製造業の貿易額の20%を占めていることから、武器製造に用いられる部品を考慮するならば状況は大きく異なる。香港紙「南華早報」が伝えた。

現在の武器及び国際軍需産業サプライチェーンにおけるすべての中国製部品を除くならば、世界の軍需企業は混乱に直面する。精密誘導ミサイル企業は十分なセンサーを見つけられず、ナイトビジョンゴーグルは十分な赤外線レンズを確保できず、防弾繊維の不足により防弾チョッキの供給に連鎖反応が生じる。これはロシアとウクライナの衝突の急な停止を招く可能性さえある。対戦車ミサイル「ジャベリン」や防空システム「パトリオット」など、ウクライナに供給する多くの西側の設備が効力を失う。

ロッキード・マーティンのF-35は米国およびその同盟国の主要ステルス戦闘機で、そのエンジンと飛行制御システムは高性能磁石を使用する。これらの磁石はレアアースで作られており、そのほぼすべてが中国産だ。米シンクタンク国際戦略研究所は報告書の中で、中国はさらに「高性能マイクロチップの生産に使用されるガリウムという重要鉱物をほぼ独占している。これらのチップは米国最先端の軍事技術に動力を提供する」とした。ランド研究所は、国防応用関連の37種の鉱物のうち18種が中国に集中していると発表した。

米国防総省のヒックス副長官は、先進的なバッテリーは無数の軍事システムにとって必需品と述べた。これも中国が鉱物の採掘、加工、部品製造、バッテリー組立のサプライチェーンで主導権を握る別の分野だ。中国はさらに世界最大の中間金属製品生産国であり、これらの製品は各種武器装備品にとって極めて重要だ。中国の電気自動車産業の急速な発展も米国に懸念を抱かせている。米国は未来の軍用輸送車の生産の面ですでに遅れを取っていることに気づいた可能性がある。

ランド研究所のヒース上級国際防衛研究員は、「グローバル化された生産チェーンと複雑な分担により、米国及びその同盟国は武器及びプラットフォームに含まれる中国製の部品の追跡が非常に困難になる」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年6月19日