share
政治・安全>
japanese.china.org.cn |23. 06. 2024

中国との協力は共同発展のモデルに セルビア外交官

タグ: 協力
中国網日本語版  |  2024-06-23

 セルビアの外交官で、平等な世界のためのベオグラード・フォーラムの会長を努めるジバディン・ヨバノビッチ氏はこのほど、人民日報の独占取材に応じ「中国国家主席のセルビア訪問に大いに期待している」と語った。その上で、今回の訪問は重要な一つの節目であり、新時代の両国関係の発展に新たな原動力を注ぐだろうと期待感を示した。

 経験豊富な外交官で国際問題に詳しい専門家でもあるヨバノビッチ氏は、同フォーラムとシルクロード研究センターという二つの非政府系シンクタンクを設立し、会長を務めている。過去10年にわたって、影響力のあるさまざまなメディアに寄稿し、「一帯一路」の共同建設は世界の安定と発展を促進する上で重要な意義があると論じてきたほか、数々の重要な国際的場面でも講演し、セルビアと中国による「一帯一路」共同建設がもたらす相互利益についての話をありのままに伝えてきた。

 ヨバノビッチ氏は「この10年間、一帯一路の共同建設をめぐる国際協力はゼロから出発し、実りある成果を上げてきた。この建設ほど、世界経済の成長と人類のより良い暮らしに大いに貢献できる国際協力プロジェクトは他にない。一帯一路が目覚ましい成果を上げ、広域に深い影響力をもたらしているのは、多くの国が集まり、互いに助け合えば、長い道のりを歩むことができるという考えや、自分のためにも他者のためにも良くしようという考えを重んじてきたからであり、相互連結や相互利益という考えを実践し、共同発展やウィンウィンの協力という考えを模索してきたからだ」と語った。

 その上で、セルビアは「一帯一路」の共同建設に最初に参加した国の一つであり、両国首脳の戦略的リーダーシップと関心の下、「一帯一路」建設をめぐる協力で一連の大きな成果を上げ、両国国民に継続的に利益をもたらしてきたと語った。ドナウ川に架かる首都ベオグラードのゼムン・ボルカ橋や、E763高速道路、ハンガリーの首都ブダペストとベオグラードを結ぶハンガリー・セルビア鉄道など、中国企業が建設を請け負ったプロジェクトは、同国の相互接続を大きく向上させたと評価。経営危機に陥っていたスメデレボ製鉄所は、中国企業が投資に乗り出し、最終的に中国との友好協力により再生への道を見出した。ビザの相互免除や直行便の就航、運転免許証の相互承認など一連の施策により、両国の草の根の交流や各分野での交流・協力が促進され、固い友好関係が一層深まっていると語った。

 ヨバノビッチ氏は「一帯一路の建設という枠組みの下で、セルビアと中国の協力は共同発展のモデルを作り上げた。一帯一路の質の高い共同建設がより具体化するにつれ、両国は相互利益、相互理解、相互学習に向けた協力の新たな一章を書き綴っていくものと信じている」と語った。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年6月23日