japanese.china.org.cn |07. 07. 2024 |
上海協力機構は協力の手本を樹立、中国が重要な役割発揮 カザフスタン専門家
カザフスタン中国研究センターのグリナール・シャイメルグノワ主任は3日、『中国日報』に寄稿し、以下のように示した。上海協力機構は地域の安定とグローバル協力の促進を維持する重要な力になっている。中国は上海協力機構の発展、各目標の実現に極めて重要な役割を果たしている。上海協力機構の発展は加盟国の平和促進、安全維持、共同繁栄へのまい進という決意を表している。
上海協力機構は協力の手本を樹立
2001年の設立時、上海協力機構の加盟国は6カ国だったが、現在は加盟国6カ国、オブザーバー国3カ国、対話パートナー14カ国に発展した。上海協力機構の主な目標は安全協力の強化、極端主義の取り締まり、経済関係の深化、および文化交流の促進である。長年にわたり、上海協力機構は加盟国が直面するテロリズムや経済成長などの共通の試練への対応において重要な役割を果たしてきた。
中国が人類運命共同体の構築を推し進めていることは、上海協力機構の発展に極めて重要である。世界2位の経済圏、多国間主義の提唱者である中国は、上海協力機構のアジェンダの制定、加盟国の協力においてけん引的役割を果たしている。伝統的な強権政治と異なり、中国は相互尊重、相互包容、協力・ウィンウィンを強調し、共同繁栄を各自の損得より優先している。
安全協力の深化のほかに、上海協力機構は経済一体化および共同発展の推進にも力を入れている。各加盟国は自身の優位性を十分に発揮し、貿易関係を深化させ、相互接続を強化し、新たな投資のチャンスをつくり出している。上海協力機構は「一帯一路」などの発展事業を支持し、ユーラシア地区のインフラ建設と経済成長を促し、加盟国だけでなく、周辺国、さらには全地域に恩恵をもたらした。
全体的に言って、設立23年で、上海協力機構は地域の安全の維持と強固の手本を形成した。
上海協力機構アスタナサミットは発展を促進
今年に入り、上海協力機構は上海協力機構加盟国外相理事会会議、上海協力機構加盟国第7回保健相会議、上海協力機構地区対テロ機構理事会会議などの一連の重要な活動を開催した。カザフスタンが2023~24年度輪番議長国を務めている機関、上海協力機構は180回以上の活動を開催し、30部以上の協力文書を策定した。
多方面の共同の努力のもとで、上海協力機構加盟国は多くの成果を上げた。上海協力機構アスタナサミットが下した各項目の決定は、同組織の更なる発展を推し進め、地域の長期的な安全を維持し、繁栄と安定を促進した。
中国・カザフスタン協力事業の成功は、域内国の「一帯一路」提唱への積極的な参与につながり、上海協力機構内部の経済関係の深化に貢献する。
これらの関係の深化は、共通の目標達成、地域の安定維持、繁栄の促進に重要な意味を持つ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年7月7日