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japanese.china.org.cn |08. 07. 2024

第12回世界平和フォーラム、北京で開幕

タグ: 平和フォーラム
中国網日本語版  |  2024-07-08

 清華大学が主催し中国人民外交学会が共催する第12回世界平和フォーラムが6日午前、北京市で開幕した。韓正国家副主席がフォーラムの開幕式に出席し、あいさつした。

 本フォーラムのテーマは「グローバル安全ガバナンスの改善:正義を守り、団結を促し、協力を目指す」。2日間の会期中、来賓は脱グローバル化の大環境において、各国が共通認識の形成を通じ新たな協力を促進し、未来の国際秩序の安定回復に向け取り組み、世界の平和を守るため重点的に議論する。フォーラムは広く有益な意見を集め、国際情勢について議論・研究・判断し、提案した。

 日本の鳩山由紀夫元首相やフランスのヴィルパン元首相ら海外の元政府高官や、80数カ国の中国駐在使節及び専門家・学者ら400人以上がフォーラムに出席。

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基調講演を行う中国の韓正国家副主席

 韓正国家副主席は、「現在の世界では百年に一度の大変動が加速している。中国は国連安保理常任理事国及びグローバルサウスの重要メンバーとして、世界の大変動において正しい道を貫く。中華民族は平和を愛する民族で、中国は終始、世界平和の建設者、世界発展の貢献者、国際秩序を守る者、人類の平和と安寧を守る中核勢力だ。各方面との十分な交流と共通認識の形成により、グローバル安全ガバナンスの改善、公平と正義の維持、国際安全協力の促進に知恵と力を捧げたい」と述べた。

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フォーラムで発言する日本の鳩山由紀夫元首相

 鳩山由紀夫元首相は6日午前開催の大会において、「国際関係が複雑かつ困難になるほど、直接的で率直で建設的な対話が必要だ。中米関係の架け橋になり、米中の対立を和らげ管理することは、日本の国益に最もかなう。価値観の差が憎み合いをもたらすべきではなく、相互の価値観と制度の差を認め、相互理解、相互支援、実務的な姿勢で自国にできることに取り組むべきだ」と述べた。

 世界平和フォーラムは2012年に創設された、清華大学が主催し中国人民外交学会が共催する中国初のハイレベル非公式国際安全フォーラムだ。国際安全対話を促進し、相互理解を深め、思想と観念のイノベーションを促し、世界の平和と安定を守ることが狙い。フォーラムは創設後、開放・包摂・実務・革新の中核的原則を貫き、影響力が日増しに拡大しており、すでにグローバル戦略安全関係者が積極的に出席する年間の盛会になっている。現在までオフラインで11回開催されており、2020年は新型コロナウイルスの影響でビデオ特別会議となった。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年7月8日