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japanese.china.org.cn |05. 09. 2024

中米気候北京会談、世界に何をもたらすか?

タグ: 中米気候北京会談
中国網日本語版  |  2024-09-05

ポデスタ米大統領上級顧問(国際気候政策担当)が4日、中国訪問を開始し、中米「21世紀20年代気候行動強化作業チーム」第2回会議に出席した。中米双方は、中米作業チーム下の実務協力、各自の国内の気候政策行動、気候変動の多国間の取り組みなどについて深く意見交換する。報道によると、会議では石炭のクリーンエネルギーへのモデル転換の加速や、メタンガスなどの非炭素ガスへの監督管理の強化といった重要議題が取り上げられる可能性がある。

中米気候協力は両国ひいては世界の未来の方向に深い影響を及ぼし、全人類の気候変動対応に希望をもたらす。中米両国はエネルギーモデル転換や循環経済などの面で各自の強みを持ち、協力により相互補完できる。両国は気候政策及び行動の経験の共有や、技術及び政策交流の実施を通じ世界のグリーンなモデル転換を加速できる。このような協力は、世界の気候変動による壊滅的な結果を回避するため極めて重要だ。中米気候北京会談はまたCOP29の成功に向け基礎を固める。これを踏まえた上で、2大エコノミーの気候問題をめぐる責任感を示そうとするならば、双方は人類活動による気候への影響を重視すると同時に、先を見据え自然的要因の気候変動への長期的な影響に関する研究により多くのリソースを分配するべきだ。(筆者・賈衛列=湖州師範学院持続可能な開発研究院教授、ブダペスト長期持続可能な開発センター研究員)

「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年9月5日