EUの報告書、中米に並ぶため「抜本改革」を呼びかけ

　EUの要求に応じ、欧州中央銀行総裁とイタリア首相を歴任したマリオ・ドラギ氏は9日、「欧州の競争力の未来」報告書を発表した。ドラギ氏は報告書の中で、EUは現在「生存の挑戦」に直面しているとした。経済面で米国や中国などの競争相手と同じペースを維持しようとするならば、より調和の取れた産業政策、より迅速な意思決定、大規模な投資が必要になるとした。

　報告書は「抜本改革」を求め、約170件の案を掲げた。そこでドラギ氏はEUに対して、毎年8000億ユーロを追加投資するよう促した。「ドイチェ・ヴェレ」は、「一部の専門家はこの報告書が次の欧州委員会に向け政策の基調を定め、かつ必要な緊迫感をもたらすことを願っている」と伝えた。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年9月13日