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japanese.china.org.cn |14. 09. 2024

第11回北京香山フォーラム、日韓の専門家が「北東アジアの安全及び安定の維持」を議論

タグ: 北京香山フォーラム
中国網日本語版  |  2024-09-14

 第11回北京香山フォーラムの8回の並行分科会が13日、北京国際会議センターの複数のコンベンションホールで同時に開催された。各国の国防機関、軍隊、大学、国際機関、シンクタンクの専門家と学者が率直に交流した。第2並行分科会において、中国、日本、韓国、ロシア、モンゴルなどの専門家と学者が「北東アジアの安全及び安定の維持」について議論を掘り下げた。

 日本の東アジア共同体研究所の須川清司上級研究員は発言の中で、北東アジアに存在するリスクや挑戦、また南中国海及び台湾海峡情勢の緊張を引き起こす根本的な原因について言及した。「域外国は北東アジアを駆け引きの舞台とし、地域事業への干渉により地域諸国間の争いを煽り、漁夫の利を得ようとしている。この状況下、中日韓首脳会議などの三者協力枠組みが北東アジア安全の安定装置として、より重要な力を発揮することを願う」須川氏はまた、中国と日本の間で小型の交流フォーラムの数を増やすことを願い、これは北東アジアの安定にとって極めて効果的との見方を示した。

 韓国の世宗研究所の李相賢上級研究員も中日韓協力枠組みに大きな期待感を示した。「世界の安全構造は現在、北東アジアの安全構造に重大な影響を及ぼしている。米国は米韓同盟により地域で経済・安全面の利益を手にしようとしているが、現実の状況は非常に複雑だ。そのため我々はよりマクロで全面的な目で北東アジアの協力を見るべきだ。北東アジアで最も重要な3カ国である中日韓の協力の安定性と連続性の維持は、北東アジアの平和と安定を保障する基本的かつ重要なメカニズムの一つだ。3カ国には、協力により安全及び経済面で直面している共通の問題を解消しない理由はない。今年5月には中日韓首脳会議が4年5カ月ぶりに開催されたが、これは3カ国の協力の再出発を意味し、地域の繁栄及び発展の促進や、地域の平和及び安定の維持に対して重要な意義を持つ」

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年9月14日