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japanese.china.org.cn |24. 09. 2024

国連の「未来のための協定」、国際社会の貴重な共通認識に

タグ: 未来のための協定
中国網日本語版  |  2024-09-24

国連は現地時間22、23日にニューヨーク本部で未来サミットを開催した。約130人の国家元首と政府首脳が出席した。サミットの名称は、「未来視点で現在の世界における数々の挑戦に焦点を合わせ、次の世代のためにより美しい世界を築く」という中心的な目標を示している。

サミットで採択された「未来のための協定」は、56件の行動計画を掲げた。「持続可能で公正で平和な国際秩序の基礎を固める」ことを目的とする。この協定は一部から「当初の野心に及ばない」とされているが、「致命的な武器の乱用を回避する、より平和で安寧な世界」「多国間主義を実践する、国際金融機関で発展途上国がより大きな発言権を手にする世界」「再生可能エネルギーと持続可能な開発を求め、気候変動を効果的に抑制する世界」「サイバーセキュリティを守り、グローバルなデジタル協力を実現する世界」という理想的なビジョンを描いた。これらは間違いなく全人類が奮闘し、身を捧げるに値する世界だ。

あるメディアは、「国際機関は未来サミットで外交の混乱を回避した」と論じた。出席国の代表者による駆け引きを経て誕生した「未来のための協定」は拘束力を持たないが、日増しに多元化する国際社会の得難い共通認識だ。これは国連の国際事業における中心的な地位と指導力を再び浮き彫りにした。また気候変動や不平等の問題、及びその他の予想し難い世界的な新たなリスク及び挑戦に対応する際の真の多国間主義の価値を示した。現在の変動と混乱が重なる国際情勢において、国連の枠組み内の効果的な集団の努力は依然として、最も優れた選択肢であり最大の公約数だ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年9月24日