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japanese.china.org.cn |21. 10. 2024

グローバルサウスの発展、最も寄与できるのは中国

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中国網日本語版  |  2024-10-21

第16回BRICS首脳会議が22−24日にかけ、ロシアのカザンで開催される。首脳会議を控え、グローバルサウスの互恵協力と共通する声が、国際社会から広く注目を集めている。環球時報研究院はこのほど、アジア、アフリカ、ラテンアメリカなどの地域で、グローバルサウスに関する世論調査を行った。その結果によると、「BRICSはグローバルサウスを代表し国際舞台で発言できる」は8割以上で、「中国の発展の経験はその他のグローバルサウスの参考になる」はグローバルサウスで9割弱だった。

BRICSは新興市場国と発展途上国が団結と協力を強化し、共通の利益を守るための重要な場だ。BRICSは今年1月に従来の5カ国から10カ国に拡大した。さらに30以上の国がBRICS加盟を申請するか、その意向を示している。

中国国際問題研究院の王友明研究員は記者に、「今世紀初頭、BRICSを始めとする新興エコノミーが台頭を実現し、国際的なパワーバランスに変化が生じた。ところが既存の国際制度的権力枠組みにはそれに応じた変化が生じていない。西側諸国の国際事業における代表性が過剰で、グローバルサウスの代表性が不足するという状況が残されている。グローバルサウスは国際的な権力の不均衡の変化を求めており、BRICSの登場はそのニーズに合っている。グローバルサウスはBRICSの快速列車に便乗し、その規模にふさわしい議事の新メカニズムを模索し、グローバル・ガバナンスを主流・非主流から平等・共治のモデルに変えることを願っている」と述べた。

世論調査によると、12カ国の8割以上の回答者が、「BRICSはグローバルサウスを代表し国際舞台で発言できる」とした。うちBRICS加盟国の中国(95%)、インド(93%)、南アフリカ(91%)の回答率が最も高く、タイ、マレーシア、エジプト、ケニア、ブラジルも8割以上だった。

BRICSの発展モデルはグローバルサウスに、自国に合った発展の道を選ぶ多様な発展チャンスを提供し、グローバルサウスが「グローバル化=米国化」「現代化=西側化」という迷いから脱却する参考ルートを提供した。調査は中国、ロシア、インド、サウジアラビア、南アフリカ、ブラジル、トルコ、インドネシアの8カ国を挙げ、「どの国がグローバルサウスの発展を効果的にサポートできるか」との問いを設けた。中国がその最大の割合を占め、かつ2位以下を大きくリードした。「グローバルサウスを最大限に団結させられる国は」という設問でもそれは同様だった。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年10月21日