高止まりする米国の財政赤字

米連邦議会予算局が先ごろ発表した報告書によると、2024会計年度（2023年10月1日から2024年9月30日まで）の米連邦政府の財政赤字は1兆8000億ドル（1ドルは約150.6円）に上り、前年度より1390億ドル増加した。

報告書によると、2024年度に最も支出が増加したのは教育分野だった。これに続くのが債務の純利払い費で、前年度から2400億ドル増加し、総額9500億ドルに達した。巨額の赤字は、ただでさえ高止まりしている米国の債務にとって「泣き面に蜂」だ。 米財務省の公式サイトに掲載されたデータによると、10月15日現在、米連邦政府の債務は35兆7000億ドルを超えている。

米国の超党派で構成する「責任ある米連邦予算委員会（CRFB）」によると、米連邦政府は現在、1日に50億ドルを借り入れ、利払いも急増している。膨らみ続ける債務は、米国経済の長期的な成長性を危うくするだけでなく、世界経済発展の足を引っ張ることにもなる。（編集NA）

「人民網日本語版」2024年10月22日