世界の平和的発展を促進　BRICS首脳会議の各国のリーダーたちの声に注目

　「BRICS＋」首脳対話が24日、ロシアのカザンで行われた。出席した国と国際組織の指導者および代表は発言し、「BRICS＋」協力方式のもとで各分野の協力が深まり、発展途上国の多大な共同利益を維持し、「グローバルサウス」諸国の国際問題における発言権と代表性を高め、より公正で合理的な国際秩序の構築を推し進め、世界の平和と発展を促進できることに期待を示した。

　ロシアのプーチン大統領は、「BRICS加盟国にとって、グローバルサウスと共に問題について議論することは非常に重要だ。出席した各国は文明多様性に共通する願いを持つ。グローバルサウスと共に包摂的で持続可能な発展を促進し、各国の人々に利益をもたらし、発展の権利と民族の特性を尊重するより美しい世界を建設することを願う」と述べた。

　エジプトのシーシー大統領は、「世界の平和と発展は一国主義と保護主義の脅威に晒されている。発展途上国は団結し、協議と協力を強化する必要がある。これは現在の世界的な挑戦に対応するための重要な手段だ。新開発銀行とアジアインフラ投資銀行は発展途上国の各分野の発展プロジェクトの実施に便宜を図り、各国の資金調達の支援で重要な力を発揮し、南南協力をけん引した」と述べた。

　南アフリカのラマポーザ大統領は、「多国間主義の堅持とグローバルガバナンスの改善は、世界の平和と発展を促進する重要な手段だ。BRICS協力メカニズムとBRICS＋は、多くのグローバルサウスと新興市場国が団結し協力する重要な舞台で、各国の経済・社会・文化の発展に大きな貢献を成し遂げる」と述べた。

　ブラジルのヴィエイラ外相は、「グローバルサウスは世界の平和と発展を促進する積極的な力だ。BRICS協力メカニズムはより公平な世界を共に建設するため取り組む。我々は国際経済の新たな秩序を構築するため努力を続ける」と述べた。

　エチオピアのメスガヌ外務長官は以下のように述べた。BRICS諸国とグローバルサウス諸国が一堂に会し、南南協力の遠大な計画を話し合うことができた。グローバルサウス諸国は歴史的チャンスをつかみ、資源をまとめ、協調し各種危機に対応すべきである。南南協力が平和と安全の維持、貧困撲滅、発展促進、気候変動の影響力軽減などに有意義な貢献をできると信じている。

　カザフスタンのトカエフ大統領は、「BRICS＋」は巨大な発展の潜在力を有し、各大陸の国々が集まり、共通のチャンスを活用し、団結を強化し、すべての参与者に福をもたらすことができるとの見解を示した。そして、グローバルサウス諸国の代表性と発言権の向上を支持するとし、「グローバルサウスの声に耳を傾ける必要がある」と強調した。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年10月25日