japanese.china.org.cn |06. 11. 2024 |
李強総理が第7回中国国際輸入博覧会開幕式で基調演説
李強総理は5日、上海で第7回中国国際輸入博覧会(輸入博)ならびに虹橋国際経済フォーラムの開幕式に出席し、基調演説を行った。新華社が伝えた。
李総理は「中国にとって輸入博の開催は開放的協力を拡大する重要な措置であり、世界に対する厳かな約束だ。現在の世界は百年間なかった変化が加速し、反グローバリズムの思潮が台頭し、一国主義と保護主義が強まり、世界の平和発展事業の直面する不安定化要因と不確定要因が増加している。このような状況であればあるほど、我々はなおさらに開放を堅持し、拡大し、高め、永続的な平和・安定と発展・繁栄を後押しする必要がある」と指摘。次の3点を提言した。
(1)約束の遵守を堅持する中で開放のコンセンサスをより良く形成する。各国は共同で国際経済・貿易の秩序とルールを遵守し、多国間経済・貿易協定を的確に履行するべきだ。中国はさらに制度型開放を拡大し、高水準の国際経済・貿易ルールとの整合性を積極的に図り、自由貿易試験区の高度化戦略を深く実施していく。
(2)互恵・ウィンウィンを堅持する中で開放の空間をより良く拡大する。各国は相互成果の度量を堅持し、より緊密な市場と資源の連携を通じて、イノベーション協力により有利な方法で、新たな発展の空間を切り開くべきだ。中国は片務的な開放措置の実施、後発開発途上国の全関税品目に対する関税免除措置の確実な実行を含め、超巨大市場をさらに開放し、輸入博や中国輸出入商品交易会(広州交易会)をしっかりと開催し続け、中国の大きな市場を本当の意味で世界の大きなチャンスへと変えていく。
(3)運命を共にすることを堅持する中で開放の使命をより良く担う。中国は世界貿易機関(WTO)を中心とする多角的貿易体制を断固として守り、グローバル化によるメリットを発展途上国がより良く分かち合うことを支持する。引き続き各国と国際経済機関における調整や協力を緊密化し、WTO「開発のための投資円滑化協定(IFD)」などの実行を率先して図り、手を携えて開放型世界経済を構築していく。中国経済の良好な基調は変わっておらず、中国政府には経済の持続的好転を促進し、世界の発展促進と人類の幸福増進により大きく貢献していく能力がある。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年11月6日