japanese.china.org.cn |22. 11. 2024 |
外交部「中国はブラジルと共に両国関係の時代的意義の拡充を望む」
外交部(外務省)の21日の定例記者会見で、林剣報道官が習近平国家主席のブラジル訪問に関する質問に答えた。
【記者】習主席のブラジル訪問の詳細、成果、ハイライトについて説明してほしい。今後の中国・ブラジル関係の発展について中国側の展望は?
【林報道官】習主席の訪問中、両国首脳は中国とブラジルの関係を「より公正な世界とより持続可能な地球のための中国ブラジル運命共同体」へと格上げするとともに、「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設イニシアティブをブラジルの発展戦略と連携させることを宣言した。
習主席とルーラ大統領は、中国・ブラジル関係の過去50年間の発展の歩みを振り返り、現在の両国関係について、歴史上最良の時期にあり、世界的・戦略的・長期的影響力が日増しに顕著になり、発展途上国間の連携・団結・協力の模範となっているとの認識で一致した。両国関係の格上げと発展戦略の連携は、必ずや両国関係が従来の事業を受け継いで将来の発展に道を開き、次の「黄金の50年」を切り開き、「グローバル・サウス」諸国の団結・自強の模範となり、グローバル・ガバナンスにおける発展途上国の代表性と発言力の強化に新たな貢献を果たす後押しとなるだろう。
両国首脳は「より公正な世界とより持続可能な地球のための中国ブラジル運命共同体を手を携えて構築することに関する中華人民共和国とブラジル連邦共和国の共同声明」に署名するとともに、「『一帯一路』共同建設イニシアティブと『経済成長加速計画』『Nova Indústria Brasil(新産業ブラジル)』『エコロジカル・トランスフォーメーション計画』『南米統合ルート計画』との連携に関する中華人民共和国とブラジル連邦共和国の協力計画」の調印に立ち会った。習主席のブラジル訪問中、双方は他にも複数の二国間協力文書に調印した。
中国はブラジルと共に、中国・ブラジル関係の持つ時代的意義を絶えず豊かなものにし、真の多国間主義を断固として守り、「貧困ではなく発展」「対立ではなく協力」「覇権ではなく正義」を求める新たな時代の力強いメッセージを共に発信し、より素晴らしい世界を手を携えて構築することを望んでいる。(編集NA)
「人民網日本語版」2024年11月22日