王毅外交部長「中日関係が正しい発展方向を維持することは地域と世界の平和発展にとって重要な意義がある」

　王毅外交部長は4日、第20回「北京-東京フォーラム」でビデオあいさつを行いました。

　王部長はこの中で「中国と日本は共にアジアと世界の重要な国であり、中日の2千年余りにわたる交流史と、国交正常化以来50年余りにわたる関係史は、中日関係が正しい発展方向を保てば、両国と両国人民だけでなく、地域と世界の平和的発展にとっても重要かつ積極的な意義を持つことを繰り返し証明している。先頃、習近平主席と石破茂首相はAPEC会議期間中に初めて会談し、双方は中日の四つの政治文書で確立された原則と方向に基づき、中日の戦略的互恵関係の全面的な推進のために共に努力し、新時代の要求に合致する建設的で安定した中日関係の構築に力を入れることで一致した。今後も双方は両国指導者の重要な共通認識を指針として、初心を守り、正しい道に沿い、共通認識を結集し、行動を重んじ、両国関係の長期的で安定した発展を共に推進していくべきだ」と語りました。

　王部長はまた、「世界は新たな岐路に立たされ、歴史は新たな節目に直面している。北京-東京フォーラムがこれまで通り率直に交流し、共通認識を結集し、中日関係のために提言や献策を行い、新時代の要求に合致する中日関係の構築に新たな貢献をしていくよう希望する」と述べました。

　「北京-東京フォーラム」は中日両国の重要な官民交流プラットフォームで、2005年の創立以来、毎年開催されています。今回のフォーラムのテーマは「中日が手を携えて多国間の枠組みの下での国際平和秩序の再構築を推進する」で、日本からは岩屋毅外相が出席してあいさつし、福田康夫元首相が基調講演を行いました。（ミン・イヒョウ、坂下）

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年12月5日