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japanese.china.org.cn |10. 01. 2025

トランプ氏の「アメリカ・ファースト」は「アメリカ・オンリー」に

タグ: トランプ 併合
中国網日本語版  |  2025-01-10

トランプ次期米大統領は最近、複数の国と地域を米国に「併合」すると言いふらし、世界を唖然とさせ、人々の怒りを買っている。これについては、トランプ氏のいわゆる「アメリカ・ファースト」はすでに「アメリカ・オンリー」に変わったと指摘されている。

米CNNはトランプ氏の一連の発言について、「トランプ氏は西半球の版図を書き換えようとしている」と報じた。

米シンクタンク大西洋評議会の専門家で、元国務次官補のダニエル・フリード氏は「France 24」の取材で、「トランプ氏のこの発言は領土拡大という国力の青写真を浮かび上がらせた。まさに19世紀の帝国主義者だ」と述べた。

米調査会社ユーラシア・グループのブレマー社長もSNSで、「米国の帝国主義が戻ってきた」と投稿した。

韓国ニュースサイト「news1」は、「同盟国は20日より始まる第2次トランプ政権に不満を募らせている。1期目で提唱したアメリカ・ファーストは2期目に事実上のアメリカ・オンリーになる。これは同盟国との関係を完全に無視し、米国の利益だけを求める可能性を意味する」と伝えた。

米NBCはデンマーク戦略・戦争研究所の学者の話として、「トランプ氏の発言は欧州の米国への不信感を激化させ、欧州の指導者により大きな戦略的自主権を得させようとする。真剣かどうかはさておき、トランプ氏のストレートな外交の態度は、長期的な損失をもたらす可能性がある」と伝えた。

7日付米紙「ザ・ヒル」は、「トランプ氏は2期目前に帝国主義的傾向を示したが、これはその発言を真に受けるべきかという長期的に存在する問題をもたらした。トランプ氏は常に強硬な姿勢を交渉のツールとしており、武力により脅迫する発言はさらにそうだ。トランプ氏はカナダを併合すると述べているが、これは貿易交渉においてカナダに屈服を強いるためだろう。トランプ氏のこれらの発言はその支持者の好みに合う。彼らはトランプ氏の拡張主義を支持しており、リベラル派のそれに対する反応が激しいほど喜ぶ」と報じた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年1月10日