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japanese.china.org.cn |11. 01. 2025

【CRI時評】新たな1年、外資は中国を「ますます深く耕す」ことに全力

タグ: 外資
中国国際放送局  |  2025-01-11

新年の新たな「経済気象」としては、多くの外資系自動車メーカーが連日のように中国での展開の拡大を発表している。この熱気は、中国が技術と産業協同の面で、世界を引きつける力を持つことを反映するものだ。中国の巨大な消費市場や世界をリードしかつ高度に完備された産業チェーン、新エネルギー技術とスマート運転分野で蓄積した成果は、いずれも外資を引きつけて中国側との協力の拡大をもたらしている。

投資誘致の重要な分野である自動車業界は、中国全体の投資の吸引力を反映して「好調な滑り出し」だった。外資は現在、「中国を深く耕す」ことに力を入れている。独電気機器会社のフエニックス・コンタクトのディルク・ゲルリッツァー最高経営責任者(CEO)は「中国には我々が重視する業界と市場がある。重要プロジェクトの投資を行うために中国に来るかどうか。答えはとても簡単だ。来ねばならない」と語った。これは、多くの企業の心の声だ。

中国は過去1年間、一連の政策の「合わせ技」を打ち出して経済の回復と好転を推進した。昨年末に開催された中央経済作業会議は、制度型開放の着実な拡大、外資による投資を促進するための体制と仕組みの改革の深化、「中国への投資」のブランド価値の構築の継続などについて一連の手配を行い、外資企業の中国での発展の空間をより広くし、確信をより高めるようにした。在中英国企業の団体である中国英国商会と在中ドイツ企業の団体の中国ドイツ商会が最近になりそれぞれ発表したリポートによれば、英国企業の76%が中国での投資を維持または拡大する計画で、ドイツ企業の92%が引き続き中国で事業を行う考えだ。

現在の世界経済の成長率の鈍化や地政学リスクの上昇などの要因は、世界における投資に明らかに影響している。ただ、多くの外資機関が発表した2025年の世界の投資についての見通しは、中国市場を依然として高く評価している。中国の経済構造がさらに改善され、内需の潜在力が顕在化し続けることに伴い、外資系企業が中国を「深く耕し」てより大きな発展の空間を獲得し、より多くの利得を得ると予想される。まさに、ノーベル経済学賞受賞者のマイケル・スペンス氏の最近の発言である、「中国は代替不能」ということだ。(CRI論説員)

「中国国際放送局日本語版」2025年1月11日