米国が国連人権理事会から再離脱、トランプ氏が大統領令に署名

トランプ米大統領は現地時間4日に大統領令に署名し、米国の国連人権理事会からの再離脱を発表した。また国連パレスチナ難民救済事業機関への資金拠出を禁じ、かつ米国の国連教育科学文化機関（ユネスコ）への関与を見直すとした。AFP通信が伝えた。

トランプ氏の大統領令は、人権記録の調査や具体的な人権侵害への非難など、人権理事会の活動への米国のすべての関与を停止するものと見られる。

米国は2018年に国連人権理事会からの離脱を発表した。同理事会はイスラエルに「偏見」を持ち、「人権を効果的に保護できない」と称した。時のブリンケン米国務長官は2021年2月に発表した声明の中で、米国はオブザーバーとして国連人権理事会に復帰するとした。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年2月5日