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japanese.china.org.cn |14. 02. 2025

AIアクションサミット、「安全」と「発展」が大きな話題に

タグ: AIアクションサミット
中国網日本語版  |  2025-02-14

環球時報研究院は9−12日にかけて、今回パリで開催されたAIアクションサミットに関する域外主流メディアの3764本の英語記事のキーワードを観測・分析した。それによると、「安全」と「発展」は依然として避けられない2つの話題で、前者は48.2%の、後者は44.2%の記事で取り上げられた。技術のブレイクスルーについて、各35%前後の記事で「イノベーション」と「開放」というキーワードが取り上げられた。「ビジネス」「投資」「エネルギー」などのキーワードを取り上げた記事は3割以上。

北京郵電大学マンマシンインタラクション及び認知工学実験室の劉偉主任は「環球時報」に対して、「上述したデータは、世界のAIガバナンスが3つの挑戦に直面することを示している。まずは開放と安全のバランスだ。オープンソースモデルは平等を促進するが、濫用のリスクに備える必要がある。国際標準の制定は各方面の利益に気を配る必要がある。次に、イノベーションと監督管理のスピード競争だ。技術更新は政策の反応を遥かに超える。動的ガバナンス枠組みを構築し、画一的な対応による潜在力の抑圧を回避するべきだ。それから、多極化構造が形成される可能性がある。中国、米国、欧州による主導権争いが激化しているが、新興エコノミーはオープンソースと協力を通じ技術の独占を徐々に打破する。世界のAI構造は多極化に向かうかもしれない」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年2月14日