| japanese.china.org.cn |28. 02. 2025 |
「中国資本を歓迎」、米国側の有言実行に期待
トランプ米大統領は現地時間26日、2期目で初の閣議を開いた。トランプ氏は中国との経済関係について言及した際に、まず「中国の米国進出を我々が望んでいないと多くの人に言われているようだが、これは事実ではない。我々は彼らの米国での投資を願っている。我々は中国で投資する」とし、それから記者に「我々と中国の関係は非常に良好だ」と述べた。中国側は終始、米国への開放と協力の態度を持ち、トランプ大統領が中国側と共に向き合い歩み寄る積極的な姿勢を示すことに期待している。米国側が実際の行動により政策の障壁を取り払い、中国企業の米国進出に開放的で安定的で差別なきビジネス環境を構築することを願う。
「米国の利益になる」と「中国と米国のどちらの利益にもなる」が対立関係にならないことは確かだ。「中国と米国のどちらの利益にもなる」は中国が米国を追い越す支えになるという米国の一部の政治家の懸念には何ら根拠がない。中米の深く融合する産業チェーンは決して「中国が一方的に利用」しているわけではなく、これが市場法則による資源配置の最適化であるからだ。米国側は対中貿易政策を立てる際に、「米国側が全勝、中国側が全敗」という間違った執念にとらわれるべきではない。関税戦争と貿易戦争が歴史の流れと経済の法則に背き、勝者がないことは、実践によって証明されている。
「良き中米関係」とは何か。相互尊重、平和的共生、協力とウィンウィンの原則に基づき対米関係を処理する中国側の方針は終始不変だ。米国側が現在最も捨てるべきは覇権主義的思考だ。より理性的で実務的な目で中米関係を見据え、対中協力に関する米国内の真の訴えに耳を傾け、両国の企業及び人々の共同の福祉及び世界の産業・サプライチェーンの健全性を立脚点とし、その大国としての立場にふさわしい有利な政策を打ち出すべきだ。世界最大の2つのエコノミーである中米関係の変化は、世界経済の動向に影響を及ぼす。米国側が中国側と向き合い歩み寄り、安定的で健全で持続可能な中米関係を築くことを願う。これは両国の人々に利益をもたらし、世界もそこに繁栄と安定の未来を見ることができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年2月28日
