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japanese.china.org.cn |07. 03. 2025

両会の新語とトレンドワードで、活気あふれる中国を理解

タグ: 両会 新語
中国網日本語版  |  2025-03-07

今年の全国両会(全国人民代表大会・中国人民政治協商会議全国委員会)では、多くの新語とトレンドワードが生まれている。「人への投資」「エンボディド」「ガゼル企業」「ゼロベース予算」「全口径消費統計制度」「債券市場科技ボード」などの時代の質感あふれる言葉は、財政・金融・科技・経済・民生などの分野で発展の新たな道を模索する中国を活き活きと示している。

これらの新語とトレンドワードは少なくとも、ハイテク産業を始めとする新たな質の生産力、人民中心の発展思想、マクロ調整政策の正確な実施という3つの重点を持つ。これらも中国の発展の道の縮図だ。

エンボディドや6Gなどの科学技術分野の「両会新語」は、中国の新技術時代への抱擁と、技術更新による産業高度化の加速の決意を示す。深度求索(DeepSeek)がオープンソース推論モデル「DeepSeek-R1」を発表してからわずか1カ月余りで、「大規模言語モデルの広範な応用を支援」が政府活動報告に書き込まれた。中国はインダストリアル4.0とAI時代が融合する歴史的なチャンスを掴もうとしている。今年の政府活動報告は初めて、「ユニコーン企業及びガゼル企業の発展を支援し、より多くの企業が新分野で加速できるようにする」や、「忍耐強い資本の成長」「模索を奨励し、失敗に寛容に」などと言及し、新たな質の生産力を保護する政府の姿勢を明確に示した。イノベーション型企業の成長に温もりある環境と養分を豊富に含む土壌を提供した。

中国では、人々に幸福な生活を送ってもらうことが最優先事項だ。今年の政府活動報告は、より多くの資金と資源を「人に投資」し、「多く働く人が多く得て、高い技術を持つ人が多く得て、革新的な人が多く得る」という分配の新秩序により、個体の積極性と創造力をさらに引き出すとした。「育児補助」は「保育園・幼稚園一体化サービス」及び「普恵型託児サービスの供給増」とつながり、共に力を発揮する。「学齢前教育無償化」は「職普融合」及び「産教融合」と共に、子供により公平で一貫性のある高品質教育を提供する。政府がより多くの資金を民生に向け、民生改善と経済発展が深く融合するにつれ、人々は「人民中心」の社会政策体系の持続的な改善を目にする。

両会の新語とトレンドワードからは、国のマクロ政策への正確な調整と、未来の発展への計画を見ることができる。「経済大省を大黒柱に」は、経済強省が全国の産業チェーンの強靭性向上をけん引するロードマップを浮かび上がらせた。「一連のゼロカーボンパーク及びゼロカーボン工場」という目標は、中国が全面的なグリーンなモデル転換を徹底的に行うことを宣言した。「ゼロベース予算」は伝統的な予算への依存を打破し、「財政扶養職員の規模を厳格に制限」は中央の財政支出を厳しく管理する決意を示した。「中長期資金の市場進出」と「市場安定メカニズム」の建設は、資本市場の健全な発展への自信を深める。「都市別施策で規制緩和」は、不動産市場の苦境脱却の方向を示した。

これほど多くの新しい概念が両会から生まれたことは、中国の科学技術イノベーションと制度イノベーションの「二輪駆動」が加速と発展の時代に突入したことを意味する。これらの新語とトレンドワードは中国式現代化の旺盛な活力を示し、質の高い発展の上昇カーブを描いた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2025年3月7日