japanese.china.org.cn |14. 03. 2025 |
外交部「各国企業の対中投資と中国市場開拓を一貫して歓迎」
外交部(外務省)の毛寧報道官は13日の定例記者会見で、外資系企業の対中投資額が近年減少傾向にあるとの指摘に関する質問に答え、「統計から見て、中国は依然として国際投資の重要な目的地であり、多くの外資系企業企業にとって『中国の成長を楽観視する』ことが共通認識となっている。中国は一貫して高水準の対外開放という約束を実践し、外資系企業による対中投資及び中国市場開拓を歓迎している」とした。
【記者】今年、外資系企業が中国で立て続けに大型投資プロジェクトを実施し、計画投資額が330億ドル(1ドルは約148.3円)にも達している。外資系企業は現在、実際の行動によって中国市場への投資を強化しているとの指摘がある一方で、統計によれば近年、外資系企業の対中投資はやや減少しており、「中国からの外資撤退」の兆しが見られるとの指摘もある。これについてコメントは。
【毛報道官】権威ある当局の公表した最新統計データを皆さんと共有したい。昨年末までに、外資系企業が中国で投資・設立した企業は累計124万社近くに達し、実行ベース外資導入額は20兆6000億元(1元は約20.5元)に上っていた。昨年、中国で新規に設立された外資系企業は6万社近くに達し、前年比で9.9%増加した。過去5年間における対中直接投資の収益率は約9%であり、世界でも上位に位置する。これらの統計からみて、中国は依然として国際投資の重要な目的地であり、多くの外資系企業にとって中国の成長を楽観視することが共通認識となっていることがわかる。
先月、中国は秩序ある自主的な市場開放の拡大や投資促進水準の向上に関する新たな措置である「2025年外資安定化行動計画」を発表した。今年の政府活動報告では、「外国の投資家に再投資の拡大を促す」「生産要素へのアクセス、資格認定、標準策定、政府調達において外資系企業に内国民待遇をしっかりと保障する」「外資系企業をより良く発展させる」方針を明確に打ち出した。
中国と共に歩むことは、チャンスと共に歩むことだ。外部環境がどのように変化しようとも、中国は一貫して高水準の対外開放という約束を実践し、各国企業による対中投資と中国市場の開拓、メリットの共有と共同発展を歓迎する。(編集NA)
「人民網日本語版」2025年3月14日