習近平総書記「貴州は中国式現代化の過程でその新たな風采を示すべき」

習近平中共中央総書記（国家主席、中央軍事委員会主席）はこのほど貴州省を視察し、「貴州は西部大開発と長江経済ベルトの発展に関する党中央の戦略的方針を真剣に実行に移し、質の高い発展により大局を把握することを堅持し、さらなる改革開放の全面的深化を原動力とし、信念を不動のものとし、安定を維持しながら前進し、中国式現代化の過程において貴州の新たな風采を示す必要がある」と強調した。新華社が伝えた。

習総書記は3月17日から18日にかけて、黔東南苗（ミャオ）族侗（トン）族自治州と貴陽市を視察した。

18日午前には中国共産党貴州省委員会と省政府から政府活動報告を受け、貴州が各方面で達成した成果を評価するとともに、今後の取り組みについて指示した。

習総書記は「質の高い発展は中国式現代化の必然的要請だ。貴州は決意を固め、果敢に探求し、実体経済を基盤として堅持し、イノベーション主導を強化し、新旧原動力の転換を総合的に進め、在来産業のモデル転換と高度化を加速し、戦略的新興産業を積極的に発展させ、デジタル経済や新エネルギーなどの産業を強化し、優れたものにする必要がある。揺るぎなさと根気を保ち、科学的な意思決定を行い、ターゲットを絞った政策を講じ、速度と効益の関係をうまく扱い、質の効果的向上と量の合理的増加を実現する必要がある。生態環境をしっかりと保護し、生態環境の優位性を発展の優位性へと変えるべく努力する必要がある」と指摘。

「貴州は全国統一大市場の構築に積極的に融け込み、地方保護や市場の分断、『内巻式競争』を断固として除去し、社会全体の起業・イノベーションために安定的で公正かつ透明で予測可能な環境を築く必要がある。西部陸海新ルートの建設という機会を活用し、粤港澳大湾区（広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門＜マカオ＞両特別行政区によって構成される都市クラスター）や成都・重慶地区2都市経済圏の構築と積極的に連携し、陸海・内外連動や東西相互補完という全面的な開放の構造に自ら融け込む必要がある。文化・観光・スポーツの融合を深化させ、観光の業態を拡充し、『多彩貴州』という文化観光の新ブランドを構築する必要がある」と強調した。（編集NA）

「人民網日本語版」2025年3月19日